- SONICMANIA
- 17日 CORNELIUS〜NINE INCH NAILS〜THUNDERCAT前半〜MY BLOODY VALENTINE〜電気グルーヴ
- SUMMERSONIC
- 18日 BiSH〜ポルカドットスティングレイ〜大阪☆春夏秋冬〜たこやきレインボー〜MASTODON〜Newspeak〜KAMASHI WASHINGTON〜NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS終盤
- 19日 ちゃんみな〜ENDRECHERI〜DAOKO〜BAND-MAID〜レキシ〜TOM MISCH〜新しい学校のリーダーズ〜ST. VINCENT〜GEORGE CLINTON & PARLAMENT FUNKADELIC
メフィスト評論賞
法月綸太郎氏とともにメフィスト評論賞の選考委員を務めることになった。
応募要項はこちら。
http://kodansha-novels.jp/mephisto/criticism/
また、法月綸太郎×円堂都司昭「メフィスト評論賞」創設記念対談の冒頭はこちら。
http://kodansha-novels.jp/mephisto/criticism/talk/
全文はこちら↓に掲載。
メフィスト 2018 VOL.2【電子書籍】[ 講談社 文芸第三出版部 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > ミステリー・サスペンス > ミステリー・サスペンス
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 756円
- 最近自分が書いたもの
- 堀内公太郎『タイトルはそこにある』、福井健太『本格ミステリ漫画ゼミ』の書評 → 「小説宝石」7月号 前者の書評はここにも→ https://www.bookbang.jp/review/article/554881
- 小森健太朗著『中相撲殺人事件』の書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」9月号
- 「角川映画シネマ・コンサート」雑感 → 「CRITICA」13号 http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/critica_13.html
サマソニのマイ・タイムテーブル(仮)
今年3日間のタイムテーブルが発表されたので自分のスケジュール(仮)を組んでみた。
- ソニックマニア
- CORNELIUS → NINE INCH NAILS → THUNDERCAT → FLYING LOTUS → UNKLE
- サマソニ1日目
- サマソニ2日目
- ちゃんみな → ENDRECHERI → DAOKO → BAND-MAID → レキシ → TOM MISCH → ST. VINCENT → GEORGE CLINTON
- 最近の自分の仕事
- ABBA、35年ぶりレコーディングの衝撃 “奇跡的”再結成後の新曲にまつわる悲喜こもごも http://realsound.jp/2018/05/post-192243.html
- アミの会(仮)『怪を編む』の書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」7月号
- 今井美樹が表現する“自分らしさ”の説得力 アルバム『Sky』収録曲と「PRIDE」の関連性から紐解く http://realsound.jp/2018/06/post-202866.html
- 椎名林檎の歩みにも通じる“越える”というテーマ 円堂都司昭『アダムとイヴの林檎』評 http://www.realsound.jp/2018/06/post-203294.html
- 「夜明けの紅い音楽箱」(今回取り上げたのは村上龍『昭和歌謡大全集』) → 「ジャーロ」No.64
- リリー・フランキー、家長役で醸し出す“特有の生々しさ” 『万引き家族』と他出演作との共通点 http://www.realsound.jp/movie/2018/06/post-210821.html
- 「小説宝石」7月号の新刊ガイド(とりあげたのは、堀内公太郎著『タイトルはそこにある』 https://www.bookbang.jp/book/isbn/9784488020026 、福井健太『本格ミステリ漫画ゼミ』)
- 本格ミステリ作家クラブ選・編『ベスト本格ミステリ2018』(作家クラブのアンソロジー担当としての裏方作業)
下井葉子「あなたについて わたしについて」
芥川賞候補作のノンフィクション流用問題で思い出したのが、同じく群像新人文学賞を1987年に受賞し、「群像」の同年6月号に掲載された下井葉子「あなたについて わたしについて」。浦安市の図書館になかったのだが、気になったので千葉市の図書館で借り出してきた。
この受賞作は単行本化されなかったのだが、大量の引用というかサンプリングをしていて、ネタ元(三島由紀夫、コクトー、浅田彰、紡木たく、スクリッティ・ポリッティ……)も明記されていた。断章形式のこの作品には、J・ノペティというレプリカントが登場したり(当時流行したエリック・サティ“ジムノペディ”のもじり)、「去年、マリオンビルで」という章題があったり(『去年マリエンバードで』のもじり)。
「あなたについて わたしについて」を推した選考委員は柄谷行人で、その選評は「ニューロマンティックな方向」と題され、文中には「neuromantic」なんて言葉も出てきた。80年代初頭のニューロマンティック(ヴィサージ、デュラン・デュランなどの英国エレポップ)−高橋幸宏『NEUROMANTIC ロマン神経症』(1981年)−ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー Neuromancer』(1986年翻訳)てな時代であった。
とてつもなく80年代的なポスト・モダン小説だったし、この頃の音楽を聴き返したりすると、たまに「あなたについて わたしについて」を思い出す。特に作中で“Night Porter”の歌詞が引用されてるJapanとか。
映画『わたしを離さないで』
わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
原作者カズオ・イシグロが製作総指揮の1人に名を連ねているためか、わりと小説版に沿った映画化(2010年版)。ただ、タイトルにもなっている「わたしを離さないで」という曲をキャシーが聴く場面の位置づけが違う。
原作ではそのテープは一度失われ、後にトミーが買い直してくれるのだが、映画では最初からトミーからもらったとされる。また、曲にあわせてキャシーが体を揺らしているところを覗き見するのは原作ではマダムなのに対し、映画ではルース。結婚も家族を作ることもできない運命にあるキャシーが、歌詞にある「ベイビー」について恋人ではなく赤ん坊だと勘違いしていたことも映画では触れられていない。原作よりもSF的設定が後景に退き、キャシー、ルース、トミーの三角関係が強調され、映画全体としても恋愛の比重が大きい仕上がりになっている。
ヘールシャムの子どもたちに真実の一端をもらすルーシー先生役は、サリー・ホーキンス。社会によって勝手に存在のありようを規定され疎外された立場へのシンパシーという点では、本作の役回りは、半魚人と恋に落ちた『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)のヒロイン役に通じる面があったかも。
- 最近自分が書いたもの
- 女性へと性転換し“産役男”となる男たち(とりあげたのは田中兆子著『徴産制』) → 「小説宝石」5月号の新刊ガイド https://www.bookbang.jp/review/article/551300
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』
- アーティスト: アレクサンドル・デスプラ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ネタバレあり
続きを読む