ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「昭和50年代文芸を読む」第3回・栗本薫『ぼくらの時代』

新装版 ぼくらの時代 (講談社文庫) 作者:栗本薫 講談社 Amazon 栗本薫・中島梓傑作電子全集3 [ぼくらの時代] 作者:栗本薫,中島梓 小学館 Amazon 【聞く連続読書会「昭和50年代文芸を読む」】第3回・栗本薫『ぼくらの時代』を双子のライオン堂で明日9/26(金…

これまでnoteにアップした過去原稿一覧

以下の文章はここで読めます。 (https://note.com/endingendless) 音楽×本 テーマ曲はティナ・ターナー――朝倉かすみ『ロコモーション』 歯列矯正器のエモ少女――津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』 村上龍とドアーズ、そしてヴェルヴェット・アン…

山村正夫『推理文壇戦後史』――回想録2

幼稚園から小学校低学年にかけては、物語を読むより、図鑑や事典を読む方が好きだった。項目ごとの説明というのではなく、出来事のひと連なりを書いたものとしては、やがて『ファーブル昆虫記』に親しむようになった。 ファーブルの昆虫記 上 (岩波少年文庫)…

「ロッキング・オン」追悼特集 渋谷陽一を読む

ロッキングオン 2025年 10 月号 [雑誌] ロッキングオン Amazon 「ロッキング・オン」10月号の追悼特集 渋谷陽一を読む。かつて同誌に掲載された彼の原稿が3本再録されており、うち2本は創刊から10年たった82年時点での原点回帰的な内容だった。 その1つ「ク…

映画『遠い山なみの光』

映画『遠い山なみの光』を観た。それぞれのエピソード、登場人物の感情のあり様が、原作よりも微妙にドラマチックに脚色されている。なにかと暗示的な内容だった小説に比べると、長崎の原爆が強調され、多少説明的になってもいる。そして、物語の肝でもある…

BEAT武道館公演と80年代キング・クリムゾン

当日朝の思い 1981年12月9日、渋谷公会堂。初来日したキング・クリムゾンの初日を観に行った。洋楽ライヴの初体験だった。70年代と異なる方向性にこのバンド名を使う必要があるのかと思わないでもなかったが、デヴィッド・ボウイやトーキング・ヘッズでエイ…