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柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』

柴那典『初音ミクはなせ世界を変えたのか?』については、この鼎談 http://realsound.jp/2014/05/post-558.html に出席したほか、共同通信に書評を執筆した。短いものだが、順次、地方の新聞に掲載されるはず。 同書をめぐって、スペースなどの都合で上記の…

さやわか×円堂都司昭×渡邉大輔「一〇年代文化」は語れるか!?

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6月19日(木)20時より生放送 Ustream無料配信トークイベント さやわか×円堂都司昭×渡邉大輔 "「一〇年代文化」は語れるか!? —「ソーシャル」と「残念」から語る僕らのゼロ/10年代" ――↑に出演します。 これはKINEATTICと映画批評家・渡邉大輔氏の共同主催に…

谷崎潤一郎「人面疽」、江戸川乱歩「押絵と旅する男」

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谷口基『変格探偵小説入門 奇想の遺産』を読んでいて、ふと思ったことがある。戦前の様々な変格探偵小説や、それに類する文学を論じた同書では、映画や双眼鏡などかつては新奇だったテクノロジーと小説との関係を論じた部分がある。 上記↑の文庫本にも収録さ…

法月綸太郎と東浩紀

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法月綸太郎のミステリ批評家としての出発点は「大量死と密室 笠井潔論」(旧題「クイーン試論」)。そこでは、戦争の“大量”死とユダヤ人絶滅収容所を扱った笠井『哲学者の密室』が論じられていた。 一方、東浩紀のデビュー作「ソルジェニーツィン試論 確率の…

東浩紀『セカイからもっと近くに 現実から切り離された文学の諸問題』刊行記念対談

セカイからもっと近くに (現実から切り離された文学の諸問題) (キー・ライブラリー)作者: 東浩紀出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/12/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る 新井素子、法月綸太郎、押井守、小松左京を論じた東浩紀…

いとうせいこう『想像ラジオ』

想像ラジオ作者: いとうせいこう出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/03/02メディア: ハードカバー クリック: 4回この商品を含むブログ (88件) を見る 異界との交信、聞き分ける耳、鋭敏な感覚を持つ子ども、魂の居場所としての樹木、核時代の想像力…

斉藤守彦『映画宣伝ミラクルワールド』

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映画宣伝ミラクルワールド 東和ヘラルド松竹富士独立系配給会社黄金時代作者: 斉藤守彦出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2013/10/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る なぜかテーマ曲のシングルを買った『キングコング』で…

ルー・リードと映像

10月27日に亡くなったルー・リード関連の音源や映像をいろいろ視聴し直している。 最近で彼について考えたのは、『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ』の刊行記念トークショーの時だった。『イメージの進行形: ソーシャル時代の映画と映像文化』…

清家竜介・桐原永淑『ももクロ論 水着と棘のコントラディクション』

ももクロ論 水着と棘のコントラディクション作者: 清家竜介,桐原永叔出版社/メーカー: 有楽出版社発売日: 2013/09/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る たくさんの思想・評論書を参照しつつ書かれたももいろクローバーZ論…

鈴木謙介『ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで』

ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで (NHKブックス)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (18件) を見る 現実の風景が情報やコンテンツによって重ね塗りされる現状、…

内田隆三『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?』

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ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?――言語と運命の社会学作者: 内田隆三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』に関する長編評論。同書では、語り手の語…

「ビートルズはキリストより有名だ」から『前田敦子はキリストを超えた』へ

私が『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ』執筆のラストスパートに入っていた昨年12月に、濱野智史著『前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)』が発行された。書名の大胆さゆえに、発売前から物議を醸していた本である…

遠藤薫『廃墟で歌う天使 ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』を読み直す』

廃墟で歌う天使―ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』を読み直す (いま読む!名著)作者: 遠藤薫出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2013/06/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る タイトル通り、ベンヤミンの古典を題材にしたメディア論の教…

渋谷直角『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』

『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』のカーミィは、毒々しいメイクしてデスメタルをやれば救われたのではないか。『デトロイト・メタル・シティ』の根岸くんのように。 逆にいうと、クラウザーさんに変身して大暴れすること…

檀れいの金麦CM

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いろいろ話のネタになっているこのシリーズ。 http://www.suntory.co.jp/beer/kinmugi/ 私は金麦愛飲者だけど、にせビールしか呑めない程度の稼ぎの旦那を待ってくれている妻などありえないという現実感が、男性ユーザーの多くには前提としてあると思うの。…

新海均『カッパ・ブックスの時代』

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カッパ・ブックスの時代 (河出ブックス)作者: 新海均出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (18件) を見る かつて大成功したが今はない新書シリーズについて書いた本。姉妹レーベルであり、…

円堂都司昭×中川大地「まちおこし進化論 東京ディズニーランド、東京スカイツリー、そして『あまちゃん 』」

7月3日、ゲンロンカフェに登壇します。 ゲンロンイベント 日時 2013/07/03 (水) 19:00 - 21:00 円堂都司昭×中川大地「まちおこし進化論 東京ディズニーランド、東京スカイツリー、そして『あまちゃん 』」 今年で30周年を迎えた東京ディズニーランドと開業…

宮内悠介『盤上の夜』、後期クイーン的問題、アイドル論

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『エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内』では、『盤上の夜』も論じた。同作を書いた宮内悠介のインタヴューが「ミステリマガジン」7月号に載っており、興味深い内容になっている。 新本格好きだったことや、笠井潔の大量死理論、法月綸太郎『ノックス・…

マイケル・ジャクソンと初音ミク

『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ』では、ネット動画が発達して以降の音楽(との遊びかた)に関して、音+映像+αの同期の楽しさが目立っていることを考察した。その延長線上で最近、次のような原稿を書いた。 「ディズニーから初音ミクへ受け…

『アイドルのいる暮らし』

『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ』の参考文献でもある北山修(ザ・フォーク・クルセダーズ→精神科医)の『人形遊び 複製人形論序説』(1977年)では、ビートルズ初期のヒット曲“I want to hold your hand”は「手をつなぎたい」を意味するだけ…

「アイドル領域」vol.3自己言及、vol.4ユビキタスアイドル

文学フリマに参加している音楽系同人誌ということでふり返れば、「ユリイカ」初音ミク特集の私の原稿(加筆修正・分解のうえ『ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ』に収録)でモリノキツネ氏のブログから引用していたことを、「アイドル領域」vol.…

「ソシゴト」vol.3 特集「AKBに希望はあるのか」

超文学フリマで購入した「ソシゴト」vol.03の遠藤富泰×斧屋×濱野智史:鼎談「アイドルと〈宗教〉をめぐって」を読んだ。 http://blog.livedoor.jp/kansenkukou/archives/26016354.html 『ジーザス・クライスト・スーパースター』やジョン・レノンのキリスト…

鬼束ちひろは「神の子」か「菩薩」か

ユリイカ 2013年5月 特集=鬼束ちひろ作者: 鬼束ちひろ,彦坂尚嘉,磯前順一,森川すいめい,円堂都司昭出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/04/27メディア: ムックこの商品を含むブログ (6件) を見る 鬼束ちひろは「神の子」か「菩薩」か そのアコースティック…

『ゼロ年代の論点』でとりあげた本

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本文中にはもっと多くの本が登場するけど、『ゼロ年代の論点』でとりあげた主な本をまとめてみた。 http://astore.amazon.co.jp/endingendless-22?_encoding=UTF8&node=17

2013年三部作の関連文献

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円堂都司昭の2013年三部作で論じた作品、参考にした文献、刊行後に出版された関連文献などをまとめてみた。 『エンタメ小説進化論』で論じた作品 http://astore.amazon.co.jp/endingendless-22?_encoding=UTF8&node=14 『ディズニーの隣の風景』の参考・関連…

『エンタメ小説進化論』をめぐるあれこれ

『エンタメ小説進化論』では『何者』で直木賞を受賞した朝井リョウの『少女は卒業しない』も論じた。同書所収「四拍子をもう一度」では軽音部のヴィジュアル系エアバンドが出番前に化粧道具・衣裳・音源を奪われ…。『ソーシャル化する音楽』の観点からも面白…

サブカル季評、ディズニーランド30周年

読売新聞夕刊でサブカル季評を担当することになりました。 4月13日付けの原稿で触れたのは、東京ディズニーランド30周年、初音ミク、『n次創作観光』、プロジェクションマッピング、KITTEと新しい歌舞伎座。 『ディズニーの隣の風景: オンステージ化する日…

対談 ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本

「出版記念対談・ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本− 東京ディズニーランド30周年に寄せて」を5月13日に朝日カルチャーセンター新宿教室で開催します。 東京大学准教授 北田 暁大 文芸・音楽評論家 円堂 都司昭 “ディズニーと浦安”を軸とする…

2013年3部作と東日本大震災

『エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内』の半分程度は、「メフィスト」でやっていた「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論」を加筆修正して収録したものだ。その連載中に東日本大震災が起きたのだった。 当初は「むちゃぶり」というトリッキーなルール…

[topos]『新幹線お掃除の天使たち』ミュージカル化

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新幹線お掃除がまさかのミュージカル化! 「どう表現すればいいのか…」 http://news.nifty.com/cs/item/detail/sinkan-20130306-3390/1.htm ミュージカル公式HP http://www.duncan.co.jp/web/stage/shinkansen/index.html 新幹線お掃除の天使たち 「世界一の…