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普天間へディズニーリゾート誘致

『ディズニーの隣の風景』を執筆していた頃、アメリカ軍基地に居座られ続ける沖縄と、アメリカ文化の象徴であるディズニーを自ら招致した浦安の対比について考えていた。沖縄も浦安も「アメリカ」を組み込んだ形で地域の今が出来上がっているが、そのありよ…

鈴木謙介『ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで』

ウェブ社会のゆくえ 〈多孔化〉した現実のなかで (NHKブックス)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (18件) を見る 現実の風景が情報やコンテンツによって重ね塗りされる現状、…

浅草十二階、東京スカイツリー、ディズニーランド

私は、浅草十二階も登場する松山巌のミステリ論&都市論『乱歩と東京 1920 都市の貌』(1984年)を愛読した人間だから、浅草六区に「凌雲閣」一部再現へというニュースには興味を持った。 『乱歩と東京』を紹介したブログ http://leonocusto.blog66.fc2.com/…

浦安写真日記

富士山が世界遺産に登録されたことだし、豊受神社の富士塚に行ってみる。本物の富士山に登ったことはありません 浦安市の高洲中央公園駐車場にある3.11震災モニュメント。液状化で浮き上がったマンホール&貯水槽を保存してある。 でも、公園近くの歩道には…

円堂都司昭×中川大地「まちおこし進化論 東京ディズニーランド、東京スカイツリー、そして『あまちゃん 』」

7月3日、ゲンロンカフェに登壇します。 ゲンロンイベント 日時 2013/07/03 (水) 19:00 - 21:00 円堂都司昭×中川大地「まちおこし進化論 東京ディズニーランド、東京スカイツリー、そして『あまちゃん 』」 今年で30周年を迎えた東京ディズニーランドと開業…

粟田房雄『新版 ディズニーリゾートの経済学』

東京ディズニーランドが1983年にオープンしたのに対し、84年に発表された粟田房雄・高成田亨『ディズニーランドの経済学』(87年に文庫化)は、ディズニーの手法や日本のディズニー受容のありかたを解説・考察したものとしては、最も早い部類の本だった。 そ…

東京の隣の風景、東京の隣から考える

2013年5月4日9:55のツイート↓ 熊谷俊人(千葉市長) @kumagai_chiba 千葉がもったいないのは、東京の隣にあるので変に首都圏だと自認してしまったところです。古来から大街道があり、今は新幹線が走る東京・神奈川・埼玉と千葉は文化圏が違います。「首都圏…

サブカル季評、ディズニーランド30周年

読売新聞夕刊でサブカル季評を担当することになりました。 4月13日付けの原稿で触れたのは、東京ディズニーランド30周年、初音ミク、『n次創作観光』、プロジェクションマッピング、KITTEと新しい歌舞伎座。 『ディズニーの隣の風景: オンステージ化する日…

対談 ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本

「出版記念対談・ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本− 東京ディズニーランド30周年に寄せて」を5月13日に朝日カルチャーセンター新宿教室で開催します。 東京大学准教授 北田 暁大 文芸・音楽評論家 円堂 都司昭 “ディズニーと浦安”を軸とする…

2013年3部作と東日本大震災

『エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内』の半分程度は、「メフィスト」でやっていた「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論」を加筆修正して収録したものだ。その連載中に東日本大震災が起きたのだった。 当初は「むちゃぶり」というトリッキーなルール…

「YC」岡本健『n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』

n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性作者: 岡本健出版社/メーカー: NPO法人北海道冒険芸術出版発売日: 2013/02/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る 拙著『ゼロ年代の論点 ウェブ…

円堂都司昭『ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本』

ディズニーの隣の風景: オンステージ化する日本作者: 円堂都司昭出版社/メーカー: 原書房発売日: 2013/01/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (22件) を見る 目次 序章 ディズニーランドの成人式 浦安への冷やかな視線 中国のミッキーマ…

『IT時代の震災と核被害』、『「統治」を創造する』

最近自分が書いたもの 「地域社会とウェブ・コミュニティ@浦安――震災で結びついたリアルとネット」 → 『IT時代の震災と核被害』 http://www.impressjapan.jp/books/3114 第3部:もう一度、統治を考える 第9章:「悪しき統治を想像する」 → 『「統治」を創…

北田暁大『増補 広告都市・東京 その誕生と死』

(『ゼロ年代の論点』その後のメモ1) 僕が、過去10年ほどの批評のガイドである『ゼロ年代の論点』を2月半ばに刊行してから約9ヵ月が過ぎた。その後、同書で触れた本が文庫化されたり、言及した書き手の新刊が発売されたりといったことが当然、いろいろ起き…

阿部和重『ピストルズ』と大江健三郎『M/Tと森のフシギの物語』

ある地域を主題にしたサーガを書いている点で、阿部和重(舞台は山形県の神町)は、大江健三郎(四国の森)を意識している。 阿部の新作『ピストルズ』は、次のような前提で話される物語になっている。 すべてをお話しするとなると、何度か、ご足労いただく…

カフェテラス in 境川

今日と明日、浦安で開催のイベント http://www.city.urayasu.chiba.jp/item19276.html 投網(細川流)実演 嫁入り舟 千葉国体のイメージ・ソング、ドリカムでダンスするチーバくん(踊ってるように見えないが) 購入したチーバくんぬいぐるみ

政治家・初音ミクとミッキーマウス

7日の「ウェブ学会シンポジウム」に僕も行ったのだった。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news102.html 濱野智史によると、ヴァーチャル政治家・初音ミクの強みは、遍在可能なことだそうな。 とはいえ政治の現場では、A党と交渉したうえ…

『浦安鉄筋家族』ルートツーリング

今日は、マンガ『浦安鉄筋家族』の舞台となった街を実際に歩いてみようというイベントに参加してきた。 http://www.urayasu-cci.or.jp/info/detail.php?id=7 これは、平成21年度地域資源∞全国展開プロジェクト「房総を舞台としたコンテンツ活用ニューツーリ…

建築夜楽校第2夜とpingpongプロジェクト

今月は、物理的なアーキテクチャとウェブのアーキテクチャ、建築・デザインと集合知の関係をテーマにしたトーク・イベントを2つ見た。 ○建築夜楽校2009 テーマ:データ、プロセス、ローカリティ――設計プロセスから地域のアイデンティティを考える 10月8日 …

浦安の羽田空港騒音問題

今朝、浦安市の広報紙の号外が届いた。 浦安の空を見上げていれば、かなり頻繁に飛行機が横切っているのがわかる。この近くは飛行ルートになっているのであり、羽田空港が24時間化された場合にルート次第では騒音問題が持ち上がると懸念されている。 このた…

マイケル・ジャクソンとネズミ

マイケル・ジャクソンの追悼関連記事がいろいろ出たが、特に面白く読んだのは「中央公論」(9月号)など複数媒体で書いていた速水健朗の考察。ディズニーとマイケルの関係、“イッツ・ア・スモール・ワールド”が“ウィ・アー・ザ・ワールド”に与えた影響に関す…

「ご用の方は内線を」について

なんか打ち合わせとかで、会社さんに行くと、そこには電話機があって、「ご用の方は内線×××へ」とか、担当者名と番号の対応表が貼ってある。 そのなかで「人と人との触れ合いを」とか言われると、あれ?と思わないでもない。 「こどものもうそうblog」から抜…

グーグル的建築家像と分裂病的折衷主義

http://d.hatena.ne.jp/shamano/20090615/1245024533 今夜の濱野智史×藤村龍至トークイベント↑「設計/デザインを考える」に行きたいと思っていたのだけど、まるっきり仕事が終わらず身動きできない。なので、『思想地図』vol.3の目次で、「グーグル的建築家…

萩原朔太郎『猫町』、「イクスピアリ・ニンテンドーDSガイド」

(「文蔵」5月号) http://www.php.co.jp/bunzo/ 石原千秋が「文蔵」で、「この名作を知っていますか 近代小説の愉しみ」というエッセイを連載している。最新号に掲載された第七回は、「逆さまから見る世界〜萩原朔太郎『猫町』」。萩原の同作を出発点にし…

パレードに雨を降らせないで

『最後のパレード』騒動に関する各者の見解が出た。 サンクチュアリ出版 http://www.sanctuarybooks.jp/pc/ 「小さな親切」運動本部 http://www.kindness.jp/news/post_265.html オリエンタルランド http://www.olc.co.jp/news_parts/20090501_01.pdf 著者・…

“江戸”化する浦安

千葉県浦安市にある温泉リゾート施設「湯巡り万華郷」がつい最近、「大江戸温泉物語 浦安万華郷」に生まれ変わった。http://www.ooedoonsen.jp/http://www.shinurayasu-navi.com/topics/2009/yumeguri.htmlで、今朝の新聞には、お台場と浦安、2か所の「大江…

ディズニーランドでワンカップ (ディズニー ネタ おまけ)

「本の雑誌」最新号に、高野秀行「ディズニーランドは赤の広場だった!?」という探訪エッセイが掲載されている。 http://www.webdoku.jp/honshi/ そこにはなんと、原則的に園内にアルコールを置いていない東京ディズニーランドに、杉●松●がワンカップを持ち込…

テーマパーク行きのバス/派遣労働行きのバス (ディズニーと労働 3)

浦安市内の主要路線バスは、オリエンタルランドが出資する東京ベイシティ交通が走らせている。東京メトロ東西線浦安駅〜舞浜駅・東京ディズニーランド間のバス路線も同社である。 浦安に住んでいると、停留所に止まる一般路線以外のバスも頻繁に見かける。デ…

篠山紀信『MAGIC』 / 斎藤環「TDL」の「ヘアヌード」 (ディズニーと労働 2)

篠山紀信『NUDE』特集だった先月号の「美術手帖」で、斎藤環が[「TDL」の「ヘアヌード」]と題した論評を寄せていた。客のいなくなったテーマパーク内でキャラクターたちを激写した写真集『MAGIC 篠山紀信 at 東京ディズニーリゾート』に触れて斎…

『最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話』 (ディズニーと労働 1)

(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090419-OYT1T00854.htm (サンクチュアリ出版)http://www.sanctuarybooks.jp/parade/ 盗用問題でいろいろ騒がれている本である。 ディズニー従業員が体験した(とされる)“泣ける話”集だが、これを読…