ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

GUEEN live

昨夜、SHIBUYA O−EASTにて、GUEENのライヴを見る。
開演前、ジミ・ヘンドリックスが流れており、それがAC/DC〈地獄の鐘の音〉に変わり、エミネム〈ルーズ・ユアセルフ〉をかけてからGUEENが登場するのは、クイーン+ポール・ロジャースをなぞっていた。しかも、ギターがジャーンとなって幕を落とす演出まで真似している。まったくもって、コピー・バンドの鑑である。
だが、スクリーンにロック年表を映すところから始まり、1曲目が〈イニュエンドウ〉なのは、ミュージカル『ウィ・ウィル・ロック・ユー』に準じていた。ステージ・セットもそのパロディになっていて、伝説の楽器発見の場面までコント的にやってくれた。
また、〈プレイ・ザ・ゲーム〉のPVではフレディがブライアンから奪ったギターをほうり返すシーンがあったけれど、それにならい上からギターを吊るして投げ合っていたのには笑った。
〈オウガ・バトル〉、〈ナウ・アイム・ヒア〉、〈バイシクル・レース〉、〈ゲット・ダウン・メイク・ラヴ〉、〈ドント・ストップ・ミー・ナウ〉、〈ワン・ヴィジョン〉など、クイーン+ポール・ロジャースがツアーでやっていない曲が多かった。また、ブライアン・メイが来日時、あやふやなアコギ弾き語りで1番だけ歌ってすませた〈ロング・アウェイ〉をきっちり完奏したり(いつ聞いてもブライアン慎也・井口は上手いもんだねぇ)、ポール・ロジャースが歌ったらハマりそうなのになぜかやらなかった〈イッツ・レイト〉を取り上げたり、嬉しい選曲だった。今回は、ロジャー役が代打(松本ジュン)だったものの、〈アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー〉の必死の歌いっぷりとか、バタバタしたドラムとか雰囲気が出ていて大健闘でした。


フレディ波多江が、ポール・ロジャースの持ち歌〈バッド・カンパニー〉を歌いだしたところをブライアン井口がハリセンで叩き、おもむろにクイーン〈グッド・カンパニー〉を演奏し始める−−というネタを勝手に想像していたのだが、やってくれなかったのがちょっと不満(笑)。
Mr Bad Guy
なんで、この画像を掲げるのか、昨夜、会場に来た人ならわかる。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20051018#p2