ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

『浦安鉄筋家族』ルートツーリング

元祖!浦安鉄筋家族 24 (少年チャンピオン・コミックス)
今日は、マンガ『浦安鉄筋家族』の舞台となった街を実際に歩いてみようというイベントに参加してきた。
http://www.urayasu-cci.or.jp/info/detail.php?id=7
これは、平成21年度地域資源∞全国展開プロジェクト「房総を舞台としたコンテンツ活用ニューツーリズムプロジェクト」という仰々しい命名の事業の一環として行われたもの。
http://www.chiba-cci.or.jp/topics.php?cms_id=13
以前、浦安市観光協会は「街中がテーマパーク宣言!!」というキャッチフレーズを打ち出していたっけ。
http://www.urayasu-kankou.jp/media/dcp01_02.pdf
それに対し、今回の『浦鉄』ルートツーリングは、浦安市の元町(旧漁村地域)をモデルに描かれたマンガの絵と実際の風景を見比べながら歩き回ることで、ごく普通の街が日常のままテーマパークと化す感覚を楽しんだものといえる。
橋、川、神社、駄菓子屋、公園、バス亭、図書館、ゲートボール場、市役所などなど。よく考えるとさほど珍しくない場所を、旗振り役について大人数でぞろぞろ“観光”して歩いたのである。
「こちらのバス亭は『元祖浦安鉄筋家族』16巻に登場したもので〜」
−−なんて説明をみんなで熱心に聞いていた。べつに、バス亭の標識がただ立ってるだけなんだが(笑)。
それでも楽しめたのは、地元民である自分が観光客の眼で地元を見るがゆえの異化効果だろう(ってほど御大層なものではないが)。
そして、今日一番の収穫は、最後の抽選会で小鉄とのり子のプロレス状態&ウンコの携帯ストラップが当たったことだ!


実は、僕は明日、浦安市都市整備部都市政策課が事務局となっている浦安景観資源リストづくりの一員として、元町を歩き回ることになっている。この講座では、一般市民の目で市内の良い景観、改善したい景観をピックアップしようという趣旨で街歩きを続けている。たぶん、今日と似たり寄ったりのルートを通ることになるはずだが、今度は観光客目線ではなく市民目線で見るのだから同じ風景でも感じ方は変わるだろう。というか、それを意識して、わざわざ2日連続で同じ地域の街歩きをすることを決めたのだ。
まぁ、我ながら物好きだとは思うが。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20070201#p1


追記)その後、『浦鉄』ルートツーリングの模様が、JIMO-PROのブログにアップされていた。
http://blog.bayfm.jp/jimo/2009/11/post_108.html
http://blog.bayfm.jp/jimo/2009/11/post_109.html
http://blog.bayfm.jp/jimo/2009/11/post_111.html
http://blog.bayfm.jp/jimo/2009/11/post_110.html
写真で見ると、とても地味なイベントだ。でも、そうであるがゆえのおかしみがいいんだよね。