- 作者: 鬼束ちひろ,彦坂尚嘉,磯前順一,森川すいめい,円堂都司昭
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2013/04/27
- メディア: ムック
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鬼束ちひろは「神の子」か「菩薩」か そのアコースティック・サウンドの意味の変遷
――というすごいタイトルの原稿を「ユリイカ」に書いた。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702541
濱野智史『前田敦子はキリストを超えた』のもじりみたいなタイトルだが、「神の子」は鬼束のヒット曲「月光」の詞に由来する。
“月光”の歌詞
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811
また、「菩薩」は、鬼束が山口百恵の“いい日旅立ち”をカヴァーしていたことに由来する(カヴァーに際して、作詞・作曲者の谷村新司が詞を改作し、“いい日旅立ち・西へ”としてリリースされた)。
昔、平岡正明が、『山口百恵は菩薩である』というインパクトのでかい評論を書いていたのだった。同書は、歌謡曲のような一般的な娯楽に関しても、いろいろ理屈づけて、しかも好き放題と思えるほど大胆に語っていいのかと、読んだ当時、高校生だった私を驚かせた。私にとっては、“評論”というものの印象を変えた一冊だった。
同書の表紙、内容はこんな感じ↓
http://www.tv-naruto.ne.jp/s-take/book/bhiraoka/bookhiraoka.htm