ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

レディオヘッドのイスラエル公演をめぐって

↓1980年代にクイーンが南アフリカで公演して批判されたことを思い出す。
レディオヘッドトム・ヨークイスラエル公演への批判について自身の見解を語る
http://nme-jp.com/news/38947/


トム・ヨークに対するロジャー・ウォーターズの反応
https://www.facebook.com/notes/roger-waters/note-from-roger-just-setting-the-record-straight/1735655123115597/
http://nme-jp.com/news/38994/
「我々と彼らではなく、我々しか存在しないんだ(原文では There is no Us or Them, only Us.)」というウォーターズの発言、彼が今やっている「Us + Them Tour 2017」に微妙にひっかけた表現になっている。


海辺のカフカ』で主人公の少年にレディオヘッドを聴かせた村上春樹なら、エルサレムでスピーチした時の表現を用いてトムに聞くだろうか。あなたは、壁と卵のどちらの側につくんですか、と。
ていうか、春樹もエルサレムへ行ったこと自体がイスラエルを利すると批判されもしたわけで、今回も似た構図かも。