謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)
- 作者: 東川篤哉,一肇,古野まほろ,青崎有吾,周木律,澤村伊智,文芸第三出版部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 文庫
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私の本に入っていた栞。
『七人の名探偵』参加作家のうち、山口氏以外の6人については、それぞれの作家論を『「謎」の解像度』(2008年刊)に収録した。綾辻、歌野、有栖川、我孫子の各氏については、文庫解説を書いたこともある。綾辻、歌野、法月、有栖川の4氏にはインタヴューもしたし、有栖川&山口氏については座談会のまとめをした。他にもあれこれ各氏関連の原稿は書いてきた。
で、歌野、我孫子両氏とは、本格ミステリ作家クラブ編ベスト・アンソロジーの作品選考委員を一緒に務めた。法月、麻耶の両氏とは近年、作家クラブの会議で同席している(以前は綾辻、歌野、有栖川の各氏とも)。
一方、『七人の名探偵』よりは全般的に世代が若い『謎の館へようこそ 白』のほうでは、東川氏のインタヴュー、座談会をまとめたことがあり(現・本格ミステリ作家クラブ会長なので会議でも同席)、古野、周木両氏の文庫解説を担当したことがある。また、澤村作品の書評をしたことがあり、青崎氏に対してはベスト・アンソロジーへの作品収録に関して事務連絡した。
――てなことをふり返りつつ、自分もそれなりに「新本格」にかかわってきたのだなと、感慨を覚えている。
- 最近自分が書いたもの
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- 森高千里がたどり直す“変化の時期”――歌手デビュー30周年、3ツアー再現ライブの意義とは http://www.realsound.jp/2017/09/post-104298.html
- 遠藤武文著『原罪』の文庫解説
- 第21回「日本ミステリー文学大賞新人賞」予選委員からの候補作選考コメント https://www.mys-bun.or.jp/news/index.html#20170919news
- 夜明けの紅い音楽箱(今回取り上げたのは松尾由美著『ブラック・エンジェル』) → 「ジャーロ」No.61
- 岡田秀文著『帝都大捜査網』の書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」11月号
- 全オリジナル・アルバムのレヴュー → 『THE DIG ピンク・フロイド』