ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

『人間革命』不在

 市内の図書館に大槻ケンヂ『のほほん人間革命』は単行本と文庫の両方あるのに、あの何巻にもおよぶ池田大作『人間革命』が一冊もないと知った。意外。浦安には創価学会の立派な施設もあるのに。ありがたいから借りずに買って読めということなのかと思ったら、隣の江戸川区の図書館には揃っているようだ。

 最初は丹波哲郎主演の映画『人間革命』を検索したのだけれどこれもないし、DVDは入手難みたい。ただ、橋本忍のシナリオだけはとりよせて読んだ。

 なぜそんなことに関心があるのかというと、最近話題の『日本沈没2020』を見ていて、かつての映画『日本沈没』へさかのぼれば、1973年公開、丹波出演、橋本シナリオという点が映画『人間革命』と共通しているから。前回のブログに書いた通り、古川日出男『おおきな森』を読んで以来、日蓮の系譜への興味が高まっているというのもある。

 というわけで、国柱会の田中智学が作った言葉「八紘一宇」を軸に日蓮傾倒者の流れを追った本に目を通した後、『人間革命』早わかり的な本をめくり中。

 

 

 

『人間革命』の読み方 (ベスト新書)

『人間革命』の読み方 (ベスト新書)

 

 

 

最近の自分の仕事

-「夜明けの紅い音楽箱」(とりあげたのは浦賀和宏『時の鳥籠』 → 「ジャーロ」No.72

 

ジャーロ No. 72

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