かつて、「空虚な中心」という日本論(バルト)が一部で流行ったけれど、今では中心などなく、ただ全体がスカスカだ。
この国では、現実を直視しないですませるための呪文として“上を向いて歩こう”がことあるごとにリピートされている。
最近の自分の仕事
-辻真先『二十面相 暁に死す』書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」7月号
-月村了衛『非弁護人』ブックレビュー → 「週刊現代」6月26日号
-「新潮」編集長・矢野優が語る、文学の多様性「100年後まで読まれる大傑作を載せたいと常に願っている」(取材) https://realsound.jp/book/2021/06/post-800360.html
-珠川こおり『檸檬先生』、桜庭一樹『東京ディストピア日記』のレビュー → 「小説宝石」7月号 https://tree-novel.com/works/episode/3b5e7293b9906c98550c95066aaea34c.html
-スティーヴン・キングはなぜアメリカを代表する作家になったのか? 風間賢二が語る“ホラー小説の帝王”の真実(取材) https://realsound.jp/book/2021/07/post-805735.html
-辻寛之著『エーテル5.0 麻薬取締官・霧島彩』(光文社文庫)の巻末解説 https://yomeba-web.jp/new-issue/new/
-三島由紀夫『仮面の告白』を今読むべき理由 戦後文学を代表する傑作私小説の多層性 https://realsound.jp/book/2021/07/post-810717.html
-コラム「夜明けの紅い音楽箱」(とりあげたのはマヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』)、「名作ミステリー映画への誘い 『犬神家の一族』はユーモア映画!?」円堂都司昭×名取くるみ&高槻美穂(ミスFLASH2021) → 「ジャーロ」No.77 / 後者鼎談の関連記事 ミスFLASH2021×ジャーロ「グラドル、ミステリーを学ぶ」 → 「FLASH」2021年8月10日号
-カツセマサヒコが浮き彫りにした“すれ違い”の切なさと苛立ち indigo la Endとのコラボ小説『夜行秘密』レビュー https://realsound.jp/book/2021/07/post-821387.html
-『medium』から『invert』へ――相沢沙呼が語る、ミステリ小説における推理、驚き、秘密の暴露(取材) https://realsound.jp/book/2021/07/post-826269.html
-馬飼野元宏『にっぽんセクシー歌謡史』書評 → 共同通信配信
-未須本有生『ミステリーは非日常とともに!』書評 + 特集 ハヤカワ文庫JA総解説の『清水義範の作文教室』、栗本薫『あなたとワルツを踊りたい』、森脇真末味『おんなのこ物語』のレビュー → 「ミステリマガジン」9月号