8月15日だけいってきた。観たのは次のもの
HANA → のん & the tears of knight → 中島健人 → SUEDE → サカナクション → DAVID BYRNE
最近の自分の仕事
-東野圭吾が最後に描いたガリレオの“終活”とは? 遺作となった新刊『永遠の記憶』を読む https://realsound.jp/book/2026/08/post-2482790.html#google_vignette
8月15日だけいってきた。観たのは次のもの
HANA → のん & the tears of knight → 中島健人 → SUEDE → サカナクション → DAVID BYRNE
最近の自分の仕事
-東野圭吾が最後に描いたガリレオの“終活”とは? 遺作となった新刊『永遠の記憶』を読む https://realsound.jp/book/2026/08/post-2482790.html#google_vignette
先日、早大の講義内のトークショーとしてミステリについて話した。終了後、学生からもらったコメントのなかに、評論において大切にしていることを問うものがあった。それへの返答として書いた文章を載せてみる。
作品を論じる時は、対象について感じた第一印象を大切にします。最初の感想が、分析的、考察的、批評的なものだとは限らないし、むしろそうでないことの方が多い。単純な思いつき、連想であったりする。
例えば、ミュージカル『オペラ座の怪人』を初めて見た時、なにかと物が下に落ちたり、人が建物の下へいったりする場面が出てくるなと思いました。それだけでは、論になりませんから、作中の場面の上と下の関係がどのように描かれていたかを、あらためて考えていきました(それについては『物語考 異様な者とのキス』に書きました)。
論文らしいことを考えよう、頭よさそうにみえることを書こうなどと始めから気どっていると、なかなか考えが出てこないものです。それに対し、素朴な第一印象から始めるのは、自分の感覚に正直になることだし、自分が論を書くうえで、自分にとってのリアリティを確保することでもある。そんな風に思っています。
いろいろ考えた結果、第一印象がくつがえされることもありますが、なぜくつがえされたかを書けば論になるはず。第一印象が間違えていたからといって無駄になるわけではありません。
本を読む際は、作品のキーワードだと感じた単語、印象的なフレーズ、ポイントになると思われる場面など、少しでも気になった部分があるページにどんどん付箋を貼っていきます。読み終わったら付箋を貼ったページを最初から順に確認し、気になった場面やフレーズなどを、あらためてメモしていきます(初読の途中ではメモしません。読むリズムを崩したくないので)。メモの文字列を見渡すと、自分がその作品についてどのような興味を持ったのかが、ぼんやりと浮かんできます。前半でメモした場面と後半でメモした場面を見比べ、その関連性や間にあることを考えるなどして、論を組み立てていきます。そうすることで、自分にとってその作品がどのような奥行を持っているかが、みえてきます。
(このやり方は、「自分だけの視点」を見つけることにつながるのではないでしょうか)
また、メモした作中の要素に関し、なにか自分が思いあたったこと、連想したことなどがあれば、あわせてメモします。作中要素と同様の先行事例や、現実の事象との関連などは、作品と外部の関係性を検討する足がかりになります。そうして、社会や時代のなかでその作品をどうとらえるかという思考に進んでいきます。
歴史や社会のなかでその作品はどんな風に存在し、作品自体はどんな奥行を持っているのか。自分は、そうしたある種の遠近感に一番興味を持っているので、(長編評論では特に)遠近感を見出すことを意識していることが多いです。
最近の自分の仕事
-「ロッキン以前のロッキング・オン」-第4回「ロッキング・オン」の始まり https://mixi.social/@endingendless/posts/e906a314-d00a-4ce2-844b-5b633d0666b0
- Netflix『ガス人間』は東宝版『ガス人間第一号』をどうリブートした? 受け継がれた“悲哀と切なさ” https://realsound.jp/book/2026/07/post-2458455.html#google_vignette
-〈アフタートーク 著者×担当編集者〉第26回『ネタバレあり 双紋島の殺人』下村敦史(作家)×永島 大(光文社)の聞き手・構成 → 「ジャーロ」No.107 https://books.kobunsha.com/book/b10193841.html
今年のサマソニは8/15だけ行く。自分のタイムテーブルを仮に組んでみる。
HANA→紫今→のん→中島健人→羊文学→SUEDE→サカナクション→パソコン音楽クラブ→DAVID BYRNE
最近の自分の仕事
-在嶋満『逆鱗』書評 https://tree-novel.com/works/episode/4d93d29f596f91bbe4bbf07e5b725eea.html
-『死ねばいいのに』奈緒が演じる主人公、京極夏彦の原作では不作法な青年だった――『姑獲鳥の夏』京極堂にも通じる役回りとは? https://realsound.jp/book/2026/07/post-2447590.html
-小説版『口に関するアンケート』に漂う、紙の本ならではの“気味悪さ”とは? 手のひらサイズの一冊に詰まった恐怖 https://realsound.jp/book/2026/07/post-2446587.html
-髙津ナジミ『』 の文庫解説
-尾崎世界観が語る、書き手と読み手の間に生まれる緊張感 新刊『書かなかったこと日記』に込めた信頼(取材・構成) https://realsound.jp/book/2026/07/post-2452133.html
-1979年の村上春樹――円堂都司昭 × 仲俣暁生がデビュー作『風の歌を聴け』を読む https://realsound.jp/book/2026/07/post-2452411.html
-島田荘司『ローズマリーのあまき香り』の文庫解説
-早稲田大学文化構想学部の小松史生子教授による「文芸ジャーナリズム論系演習(同時代文学論5)」、「テクスト読解・批評ゼミ1」の講義にゲスト出演
-「ロッキン以前のロッキング・オン」 第4回「ロッキング・オン」の始まり https://www.webdoku.jp/column/endo/2026/07/18/153607.html
仲俣暁生氏と「昭和50年代文芸を読む」をやっているけれど、昭和44年=1969年発表の庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』は、昭和50年代文芸を準備したようなところがあって、その連続読書会でも触れたはず。自分が文芸史を考えるうえで大きな作品でした。
古いメモをめくり返したら、私自身は中学3年生の12月に『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んでいて、同じ月には筒井康隆、森村誠一、平井和正の小説、五木寛之、吉行淳之介、北杜夫のエッセイを読んでいた。我ながら1970年代(=昭和40年代後半&昭和50年代前半)っぽいラインナップだわ。
最近の自分の仕事
-『ジャイアントロボ』『ゴジラ対メカゴジラ』の解説 → 「SFマガジン」8月号 巨大ロボットSF特集
-スティーヴン・キングの出発点『ロングウォーク』の恐ろしさとは? 「ベトナム戦争のメタファー」を超えた凄み https://realsound.jp/book/2026/06/post-2439584.html#google_vignette
【昭和50年代文芸を読む】2026/6/19(金)19:30~ 新井素子『ひとめあなたに…』(スピーカー:円堂都司昭&仲俣暁生)
https://peatix.com/event/5015537
今週金曜日開催! 会場チケットとオンラインチケットがあります。この回だけの参加も歓迎。
ラノベの草分け、セカイ系のルーツといわれたりする一方で、80年代当時は『ひでおと素子の愛の交換日記』の吾妻ひでおイラストでキャラ化され、アイドル的人気もあった新井素子を、あらためて語りたいと思います。
また、新井素子『ひとめあなたに……』について、破滅ものとして、ポスト『ノストラダムスの大予言』『宇宙戦艦ヤマト』といった観点からも話そうかな、と。あと、作中の二人称が「お宅」なのにも注目。
最近の自分の仕事
-5作同時受賞の「メフィスト賞」とは? https://tree-novel.com/works/episode/62b97f99688dc58d055ef10ff7c805e1.html
-「ロッキン以前のロッキング・オン」第3回 1971~1972年のロック事情 https://www.webdoku.jp/column/endo/
「昭和50年代文芸を読む」第2シリーズについて以前、5月から毎月開催としていましたが、7月は開催せず、下記の日程へ変更になりましたのでお知らせします。
次回は6月19日、新井素子『ひとめあなたに…』をとりあげます。詳細はこちら。https://peatix.com/event/5015537?lang=ja-jp
「昭和50年代文芸を読む」(スピーカー:円堂都司昭&仲俣暁生)
5月15日 中上健次『千年の愉楽』1980年
6月19日 新井素子『ひとめあなたに…』1981年
8月21日 高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』1982年
9月25日 島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』1983年
10月16日 佐藤正午『永遠の1/2』1984年
11月20日 山田詠美『ベッドタイムアイズ』1985年
最近の自分の仕事
-『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はなぜ面白いのか? 科学が創りだすプロットと、地に足が着いたリアリティ https://realsound.jp/book/2026/04/post-2362256.html
-月村了衛『テロル』刊行記念インタビュー(取材・構成) → 「小説すばる」5月号
-小川哲が他人の言葉を「斜め」から解釈する理由「お前だけだ、と言われるギリギリが面白い」 (取材・構成)https://realsound.jp/book/2026/04/post-2365286.html
-奥畑豊『J・G・バラード――混沌とした世界を映すフィクション』の書評 → 「週刊読書人」4月24日号
-ロッキン以前のロッキング・オン 第1回 前説おじさんが書いていた創刊宣言 https://www.webdoku.jp/column/endo/2026/04/23/120000.html
-市塔承『女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処』書評 https://tree-novel.com/works/episode/e83a4bff674fa7c40ee8973537f2b3b8.html
-『サンキュー、チャック』原作小説はどんな作品か? スティーヴン・キングが描く、人生のかけがえのなさ https://realsound.jp/book/2026/05/post-2382381.html
-原由子 ソロデビュー45周年記念!! はらゆうこを語るひととき「歌い手、作曲者として始まりの頃」 https://southernallstars.jp/feature/sastimes_article21
-「文学フリマ東京42」なぜ国内最大の出版イベントに? 1万8,000人規模で実現した、大塚英志の理念 https://realsound.jp/book/2026/05/post-2393464.html#google_vignette
-小川哲『君のクイズ』は何が面白いのか? 「ゼロ文字正答」巡るミステリが辿り着く、人生の深部 https://realsound.jp/book/2026/05/post-2394157.html
-最果タヒが『枕草子』を現代語訳して見つけた答え「清少納言とはきっと仲良くなれないだろうな」 (取材・構成)https://realsound.jp/book/2026/05/post-2394352.html
-ロッキン以前のロッキング・オン 第2回 音楽評論家・渋谷陽一の出発 https://www.webdoku.jp/column/endo/2026/05/22/233153.html
-『ミステリー・アリーナ』は『君のクイズ』とどう響きあう? “多重解決もの”としての面白さに迫る https://realsound.jp/book/2026/05/post-2400049.html
-信国遥『未館成の殺人』のレビュー → 「ミステリマガジン」7月号
-第67回メフィスト賞受賞 稲葉大樹『大江戸フューチャーズ』書評 https://tree-novel.com/works/episode/bec79408063ae0b39a876c3b567424e4.html
-〈アフタートーク 著者×担当編集者〉第25回 「『百年の時効』伏尾美紀(作家)×武田勇美(幻冬舎)」(聞き手・構成) → 「ジャーロ」No.106 https://books.kobunsha.com/book/b10170574.html
赤坂の双子のライオン堂で開催してきた「昭和50年代文芸を読む」の第2シリーズをスタートします。第1シリーズでは1976~1979年の作品をとり上げたのに対し、第2シリーズでは1980~1985年の作品を読んでいきます。
初回は、これまであえて取り上げていなかった中上健次! この回だけの参加も歓迎です。
【昭和50年代文芸を読む】2026/5/15(金)19:30〜第1回中上健次『千年の愉楽』(スピーカー:円堂都司昭&仲俣暁生) https://peatix.com/event/4954460
以後の予定は、次の通り。
第2回 6月19日(金)19:30〜 新井素子『ひとめあなたに…』1981
第3回 7月17日(金)19:30〜 高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』1982
第4回 8月21日(金)19:30〜 島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』1983
第5回 9月18日(金)19:30〜 佐藤正午『永遠の1/2』1984
第6回 10月16日(金)19:30〜 山田詠美『ベッドタイムアイズ』1985
最近の自分の仕事
-齊藤京子主演で話題『恋愛裁判』が向き合う、アイドル文化の功罪 小説版で描かれる、真衣の心情 https://realsound.jp/book/2026/02/post-2297802.html#goog_rewarded
-デヴィッド・ボウイには冴えない時代もあったーー愛あるツッコミ目線でボウイの人間臭さを描く『デヴィッド・ボウイ 増補新版』 https://realsound.jp/book/2026/02/post-2298818.html
-織田裕二、反町隆史、亀梨和也ら出演『北方謙三 水滸伝』の面白さとは? 原典との大きな違い https://realsound.jp/book/2026/02/post-2305169.html#goog_rewarded
-浜辺美波×目黒蓮主演で注目『ほどなく、お別れです』小説としての魅力は? グリーフケアを描く意義 https://realsound.jp/book/2026/02/post-2315085.html#goog_rewarded
-犬塚理人『サンクチュアリ』レビュー → 「ハヤカワミステリマガジン」4月号
-世界文学の古典『嵐が丘』は、未だに野性のままであるーーひかれあいながら反発する二人の激情 https://realsound.jp/book/2026/02/post-2317983.html#goog_rewarded
-『進撃の巨人』にも通じる閉塞感ーー時代小説とディストピアが交錯する『ちょんまげ手まり歌』 https://realsound.jp/book/2026/02/post-2319367.html
-若林踏 × 朝宮運河が語る、ミステリとホラーの関係史「互いの領域を侵食しながら拡大してきた」(取材・構成) https://realsound.jp/book/2026/03/post-2315090.html
-魔女エルファバはどんな子ども時代を過ごしたのか? 『ウィキッド 永遠の約束』原作を読む https://realsound.jp/book/2026/03/post-2325216.html
-『BUTTER』が英国で大ヒット なぜ日本の小説が世界でウケる(コメント) → 「週刊女性」3月24・31日合併号
-稲田豊史に聞くAI時代の読書事情「読書好きの『閉じっぷり』が、読まない人との断絶を生んでいる」 https://realsound.jp/book/2026/03/post-2329581.html(取材・構成)
-https://realsound.jp/book/2026/03/post-2334716.html https://realsound.jp/book/2026/03/post-2334716.html
-「安部公房の10冊」 → 本の雑誌編集部編『この作家この10冊 3』
-明治の「煩悶青年」は、現代の「クネクネ」のルーツであるーー『「いまどきの若者」の150年史』を読む https://realsound.jp/book/2026/03/post-2341510.html
-「アフタートーク 著者×編集者」第24回
『探偵小石は恋しない』森バジル(作家)×中村僚(小学館)×室越美央(小学館)(聞き手・構成) → 「ジャーロ」No.105
-『ばけばけ』小泉八雲がとらえた「大和魂」とは? 晩年の集大成『神国日本』が現代に示すもの https://realsound.jp/book/2026/03/post-2347961.html
-『十角館の殺人』の衝撃再び Huluオリジナル『時計館の殺人』が描く、異形の館の惨劇 https://realsound.jp/movie/2026/03/post-2345273.html