ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「団塊パンチ」創刊2号のビートルズ特集

団塊パンチ (2)出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2006/07/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る 「元気な50代のための意識革命マガジン」を自称する団塊世代向けの雑誌が、「ビートルズは過去にならない」と題した特集を組…

中東情勢をめぐって

ババンババンバンバンはっレバノンノン −−とか言ってる場合じゃねぇだろがっ。 29日夜の献立 おからハンバーグ キャベツと海草のサラダ(ポン酢) 茶豆 雑酒

乙一『銃とチョコレート』

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〔かつて子どもだったあなたと少年少女のための――〕と銘打たれた〈ミステリーランド〉の一冊として、乙一を読む。考えてみると、これは、ちょっと不思議なことかも。 〔少年少女のための〕本としてライトノベルに視線が集まり始め、「ファウスト」に象徴され…

歌舞伎座「夜叉ヶ池」「海神別荘」

昨日の観劇。泉鏡花づくしの七月大歌舞伎のうち、昼の部。 2演目とも、全体としては視覚効果の高い舞台だったが、セリフ中心で所作の少ない場面になると、ちょっと退屈した。歌舞伎的な歌うかのようなセリフ回しではなく、現代語に近い言葉使いのせいだろう…

Amazonの「おすすめの商品」

自分向けに表示されるAmazon「おすすめの商品」を、初めて300位までマメにみてみた。 iTunesの似たサービスでもそうだけど、自分がすでに聞いたもの、読んだものがやたら表示される。だから、「持っています」をクリックしてかたっぱしから排…

「本が好き!」8月号

(小説系雑誌つまみ食い 3) http://www.kobunsha.com/CGI/magazine/hyoji.cgi?sw=index&id=026 これが創刊2号となる光文社のPR誌。とはいっても、光文社の本ばかり取り上げるわけではなく、今の文芸シーンに目配りした人選になっている点が好印象。 「松…

「小説すばる」8月号

(小説系雑誌つまみ食い 2) 特集 真夏の夜の悪夢! 平山夢明「チャコの怪談物語」 虐待者である父親に歯向かった娘とその男友だちがボコボコにされて、体中を青や紫にしながら逃げてった果てのお話。題名のベタさに釣り合って、類型的な若者像が典型的な若…

「新潮」8月号

(小説系雑誌つまみ食い 1) 細野晴臣+中沢新一「これからはじまる音楽のために」 「YMO」を「イモ」と読んだという中沢発言といい、マーティン・デニーやはっぴいえんどへの言及のしかたといい、まるで80年代の対談の再録を読んでいるみたい。「エレ…

探偵小説研究会HP

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探偵小説研究会が、サイトを開設しました。 http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/index.html 13日夜の献立 焼きチキンかつ(卵抜きのころも。ガーリックオイルで焼く。中濃ソース+マスタード+バルサミコ酢) キャベツのゴマ油炒め(こしょ…

シド・バレット死去

シド・バレットが亡くなったらしい……。60歳。http://braindamage.libsyn.com/ 初期には彼がリーダーだったピンク・フロイドの歴史を振り返る原稿を、つい最近書いたばかりなので、哀しみは大きい。彼のソロ曲では、やはり〈ドミノ〉が好きだった。(関連雑…

米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』

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本自体は、発売された春に読んでいた。でも近頃、どんどん夏らしくなってきたことだし、書きとめておくにはいいタイミングかな、と。 シリーズ前作は『春期限定いちごタルト事件』だったし、今後、『秋期限定モンブラン事件(仮)』も予定されている(http:/…

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』1

今さら多くを語るまい。ロックの本質を鋭く抉り出した(笑)快作である。 オシャレ音楽好きの不器用で朴訥な地方出身童貞青年が、素のままでは立ち居振る舞いがうまくいかない。大学入学時に上京し、すでに卒業しているのだから4年以上たつというのに、都会…