ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年の重大ニュース

1.『戦後サブカル年代記 日本人が愛した「終末」と「再生」』発刊。過去7冊出した本のうち最長である600枚(既出原稿を部分的にサンプリングしているが)、1年弱でまとめた自分をほめてあげたい。 2.由比ヶ浜で棒アイスを持って食っていたら、飛来した…

普天間へディズニーリゾート誘致

『ディズニーの隣の風景』を執筆していた頃、アメリカ軍基地に居座られ続ける沖縄と、アメリカ文化の象徴であるディズニーを自ら招致した浦安の対比について考えていた。沖縄も浦安も「アメリカ」を組み込んだ形で地域の今が出来上がっているが、そのありよ…

「ケイデンスとカスケイド」ヴァリエーション:お詫びと訂正

『THE DIG Special Edition キング・クリムゾン (シンコー・ミュージックMOOK)』の「「ケイデンスとカスケイド」ヴァリエーション」において、21センチュリー・スキッツォイド・バンドは同曲を演奏しなかったと書きましたが、それはマイケル・ジャイルズ在籍…

スティック・メン+『ライヴ・イン・トーキョー2015』

http://tower.jp/item/4138115/ライヴ・イン・トーキョー-2015-(2015年4月10日ビルボード公演録音盤)<生産限定盤> キング・クリムゾンのトニー・レヴィン、パット・マステロットが組んでいるトリオ、スティック・メンに、クリムゾンの元メンバー、デヴィッ…

ATBキング・クリムゾン

ツイッター上でキング・クリムゾン楽曲(プロジェクト・シリーズ含む)のオールタイム・ベスト投票が行われていたので、私も10曲選んでみた。順不同。 21世紀のスキッツォイド・マン サーカス フォーメンテラ・レディ アイランズ 太陽と戦慄パート1 突破口 …

円堂都司昭×宮沢章夫「終末・都市・サブカルチャー」

YC

24日土曜日19時から、下北沢B&Bでトークします。よろしくお願いします。 今回B&Bでは、『戦後サブカル年代記 -日本人が愛した「終末」と「再生」-』刊行を記念してトークイベントを開催します。 対談のお相手には、昨年10月に『NHK ニッポン戦後サブカルチャ…

ロバート・フリップとニュー・ウェイヴ

YAMDAS現更新履歴ロバート・フリップはかつてテレヴィジョンに加入をもちかけていた http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20150925/televisonfripp 仮に実現していたら、「ディシプリン」の演奏で「マーキー・ムーン」を歌う感じにでもなっていたのだろうか。 そ…

『戦後サブカル年代記』のプレイリスト

YC

本を書く時は毎回、それ用のサウンド・トラックというかイメージ・アルバム的に曲を選ぶ。それを繰り返し聴きながら気分を盛り上げ、構想を練ったり、原稿を書いたりするのだ。 『戦後サブカル年代記』用のプレイリストはこんな感じ。他にはロバート・フリッ…

「宝島」休刊号

YC

自分がまだ中学・高校生だった1970年代に出会った雑誌に、近年になってからようやく原稿を書く機会を得たのは、なんだか不思議な経験だった。で、「本の雑誌」はあまり変わらぬ風情のまま今も続いているけれど、「宝島」は何度もリニューアルしてまるで…

『戦後サブカル年代記 日本人が愛した「終末」と再生」』目次

YC

戦後サブカル年代記 -日本人が愛した「終末」と「再生」-作者: 円堂都司昭出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る 戦後サブカル年代記 日本人が愛した「終末」と「再生」 THE POST WAR DREAM & YOUR …

近刊予告『戦後サブカル年代記 日本人が愛した「終末」と「再生」』

YC

8月24日発売予定。 http://seidosha.co.jp/index.php?published 戦後サブカル年代記 -日本人が愛した「終末」と「再生」-作者: 円堂都司昭出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/08/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る 内容説明はこちら。…

共同通信文化部編『書評大全』

書評大全作者: 共同通信文化部出版社/メーカー: 三省堂発売日: 2015/03/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 1998年3月から2014年3月までに共同通信で配信された書評(約5,000本、評者約1,600人)をまとめた共同通信文…

『最終兵器彼女』と『艦隊これくしょん』

N

たまたま目にした @saiculture の興味深いツイート。 高橋しんが「自分の彼女が兵器だったら嫌だな」って思いついて2000年に描いたのが最終兵器彼女ですが、その15年後、僕達は正規空母へ愛の言葉を囁き、駆逐艦へ幼児のように甘えています。 僕達が最終兵器…

広瀬隆『危険な話 チェルノブイリと日本の運命』

N

危険な話 チェルノブイリと日本の運命作者: 広瀬隆出版社/メーカー: 八月書館発売日: 1987/04/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 単行本書き下ろしのための資料として1987年刊『危険な話』を読む…