ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2005-01-01から1年間の記事一覧

「COUNT DOWN JAPAN 05★06」2日目

POLYSICS かつて、ポリシックスを初めて聞いた時、テクノ・ポップ・パンクなサウンドは、短期決戦向けの飛び道具だと思った。ところが短期に終わらずキャリアを重ね、こうしてサウンドは飛び道具のまま完成度が高まった。不思議なバンドである。今まで彼らを…

「COUNT DOWN JAPAN 05★06」1日目

幕張メッセにて、「COUNT DOWN JAPAN 05★06」1日目を見る。 ORANGE RANGE サマーソニックの時より、リズム隊の演奏が向上していた。 (関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20050908#p1) フジファブリック FAB FOXアーティスト: フジファブリック,志村正…

北山猛邦/辻村深月/米澤穂信/笠井潔「現代本格の行方」

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笠井潔のミステリ評論「ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?」の連載90回突破記念として、「ミステリマガジン」2月号ISBN:B000CS44DE談会が掲載されている(「現代本格の行方――二十世紀を担う新進作家たちの世界」)。 そこで話が、叙述トリック否定派の…

AIR

丸刈りにしてから、ドライヤーをかけても、あっという間に終わるようになった。まるで、すぐに水気を吹き飛ばす、エアータオルみたいに……。 俺の頭は、トイレの洗面所なみかいっ! クリスマス・イヴである。

「ファウスト」とマイルス・デイヴィス

「ファウスト」vol.6 SIDE−Bを頂戴した。SIDE−A(ISBN:4061795864)とSIDE−Bの二分冊にしなければならなかったこのとんでもない分量のvol.6の特集は、「新伝綺リプライズ!!」。つまりvol.3で「新伝綺」を第二特集していたこ…

『DEATH NOTE』9巻

YA

カッコいい初期設定でスタートしたこのコミック。そのルールがどんどん複雑化し、内容が混迷を深めていくのに対し、前巻まではそれでもなんとか楽しもうと、自分を納得させるような理屈を探す気力が残っていた。やっぱり、代金払ったぶんくらいの快楽は欲し…

島田荘司『エデンの命題』

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中編2作。そのうち表題作は書き下ろしだが、同時収録の「へルター・スケルター」(初出は『21世紀本格』ISBN:4334074499)と方向性は同じ。いずれも、脳医学や生物科学をめぐる薀蓄の面白さが、ミステリとしての仕掛けの妙味を上回っている印象である。 …

最近の耳事情

最近、わりと聞いてるのはここらへん。 THE CURE《PORNOGRAPHY》 今年前半、デビュー・アルバムからこの《ポルノグラフィ》まで、ザ・キュアーの初期作がデモ&ライヴを集めたボーナス・ディスク付で出直してくれたのは嬉しかった。僕は、ロバート・スミスの…

『キング・コング』のリメイク

以前、ニュー・ヨークの街並みの絵をジャケットにしたビースティ・ボーイズ《トゥ・ザ・5ボローズ》に触れた際、こう雑記した。http://d.hatena.ne.jp/ending/20040709 1933年制作の映画『キング・コング』では、コングがエンパイア・ステート・ビルに登り、…

『ニッポン硬貨の謎』と“ウロボロス”

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最近書いたもの 「謎のカタログ 本格ミステリ・プロファイリング 第9回北村薫 「私」と“わたし”のギャラリー」 → 「ジャーロ」2006冬号(光文社) ――上の文章を書きながら、ふと思ったこと。 北村薫『ニッポン硬貨の謎』には、名探偵エラリー・クイーン…

「忠臣蔵」と「いろは」

昔、『仮名手本忠臣蔵』をベースにしたベジャールのバレエ『ザ・カブキ』を見た時のこと。歌舞伎の“落とし幕”みたいな演出があった。舞台にすとんと大きな幕が落ち、そこに文字が並んでいる。 「いろはにほへとちりぬるを……」 ひらがなが全部書いてあったの…

「下流社会」という言葉

YA

三浦展の本の内容は、表やグラフの数字の説明に終始しており、読みものとしてはあまり褒められたものではない。それでも、べつにいいのである。 〔団塊ジュニアの「下流化」は進む!〕 〔「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る〕 ――などなどの章題や…

オーケンと乱歩

M YA

私のこだわり人物伝 2005年12月ー2006年1 (NHK知るを楽しむ/火)作者: 大槻ケンヂ,日本放送協会,日本放送出版協会出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/11メディア: ムックこの商品を含むブログ (7件) を見る NHK「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」(教…

ジョン&ヨーコとオズボーンズ

12月8日はジョン・レノンの命日。ということで関連した話題を。 オジー・オズボーンのボックス・セットASIN:B0006TPHTOったカヴァー集が、先日、独立して発売された。 アンダー・カヴァー(初回)(DVD付)アーティスト: オジー・オズボーン出版社/メーカー: …

「プロジェクトX」で宝塚『ベルばら』

昨夜、NHK「プロジェクトX」が、宝塚歌劇『ベルサイユのばら』(池田理代子原作)の初演の模様について取り上げていた。1974年のことである。 当然、オープニングでは、宝塚の舞台を映しながら、中島みゆき〈地上の星〉が流れた。男役娘役が衣裳を夢…

レノン/ビートルズ&クイーン/『本格ベスト10』、出た出た出た

最近書いたもの 「人間ジョン・レノンというアート」 → 『アーカイヴ・シリーズ(14)ジョン・レノン』(シンコーミュージック・エンタテイメント)ISBN:4401619749 (関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20051111) (ビートルズ特集)「《サージェント・…

車両の先頭で“愛”を叫んだ運転士

読売新聞によると、昨夜、東京メトロ東西線で、電車走行中に奇声を発し続ける運転士がいて、先頭車両の乗客の通報により交代させられたという。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051201-00000507-yom-soci 西葛西駅で通報、5駅先の妙典駅で運転士交代…

平井玄『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』

「ミッキーマウス」の比喩がどんな風に使われているか知りたくて、『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』を読んでみた。 日本階級社会には、支配する人間と、忠実な犬と、路上を徘徊するネズミとがいる――。 と帯にある通り、ジョージ・オーウェル『動物農場…

ウォークマンとフランツ・フェルディナンド

新型ウォークマンのCMで、メンバーも出演してフランツ・フェルディナンドの〈Do You Want To〉が流れている。彼らは、初期XTC(ASIN:B000007ULO)やトーキング・ヘッズ(ASIN:B00005GL7Y)みたいな、かつてのニューウェイヴのギクシャクした…

ほしのゆみ『奥さまはマリナーゼ』

HP『絵日記でもかいてみようか』http://members.jcom.home.ne.jp/hsnym/の単行本化。浦安の本屋では、もちろん思いっきり平積みになってます。著者自筆のPOP付きで。 めくってみると、冒頭のマンガで最寄り駅として登場するのが、地下鉄東西線の浦安駅…

フレディの命日、三島の命日

昨日、コンビニに行ったら、クイーンの〈サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス〉が聞こえてきた。命日にしめやかな曲でなく、めでたげなクリスマス・ソングを流されるほうが、愉快な道化だったフレディ・マーキュリーにかえってふさわしいと思い、微笑んでし…

本田透『萌える男』

YA

80年代に勃興した恋愛資本主義(=恋愛の商品化)が行きづまった今、萌える男こそが社会を変革する! という啓蒙書(笑)。 振り返ると、80年代には本田のいうような恋愛資本主義へのいやみとして、金塚貞文(『オナニズムの仕掛け』ISBN:4787210041)や…

GUEEN live

昨夜、SHIBUYA O−EASTにて、GUEENのライヴを見る。 開演前、ジミ・ヘンドリックスが流れており、それがAC/DC〈地獄の鐘の音〉に変わり、エミネム〈ルーズ・ユアセルフ〉をかけてからGUEENが登場するのは、クイーン+ポール・ロジ…

PHOTO IS

最近見かけるFUJI FILMのCM。〈イマジン〉が流れるなか、次々にジョン・レノン&オノ・ヨーコの写真が映り、とどめはキスする2人をとらえた『ダブル・ファンタジー』ジャケASIN:B000AU1NVK。今のヨーコ本人が「PHOTO IS(写真は) ○○」と…

うげげ、メール

「●●●子様から、貴方様に逆援助交際の指名が入りました。」 −−と、ありがちな迷惑メールが届いたのだが、「●●●子様」が自分の実母と同姓同名だったので、ひっくり返ってしまった。 2日夜の献立 豚ひき肉とキャベツとにんじんの炒め物(にんにく、しょうが、…

「うら・らめ〜る」

今朝、新聞に折り込まれていた「広報うらやす」を手にとると、1面トップの見出しに「うら・らめ〜る」とあった。郵便局がなにか新しいサービスでも始めたのかと思ったら、違った。12月2日に開館する浦安市の青少年交流活動センターの愛称が、公募で「う…

羊の群れ

SANYOの携帯電話のCMが、気持ち悪い。昨夜は、夢に見てうなされた。あの、たくさんの羊が街中を歩き回ってる映像である。僕はこの動物に対し、トラウマめいたものを抱えているのだ。 小学校3、4年生だった頃、千葉のマザー牧場へ修学旅行で出かけた…

「新宿城」、『ダンボールハウス』

昨日記した『≒会田誠〜無気力大陸〜』では、パリのカルティエ現代美術財団美術館で催された「ぬりえ展」(2002年)において、会田が「新宿城」を再現する姿にも時間を割いていた。 「新宿城」とは、なんとも大沢在昌・馳星周的に響く言葉だが、ハードボ…

『≒会田誠〜無気力大陸〜』

art

昨日、日本映画専門チャンネルで『≒会田誠〜無気力大陸〜』(2003年)を放送していた。技法をとっかえひっかえしながら、旺盛に作品を送り出し続ける現代美術家を追ったドキュメンタリー。http://www.bbb-inc.co.jp/aida/ この映像記録の編集で、主軸と…

とりあえずお知らせ

最近書いたもの 《リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ》全曲紹介、各種ベスト盤ガイド → 『別冊宝島 俺たちの愛した伝説のバンド・ファイル クイーンを聴け! SPECIAL ISSUE』(宝島社ISBN:4796649581。昨年発行されたムックの新装版である。元…