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メフィスト評論賞

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法月綸太郎氏とともにメフィスト評論賞の選考委員を務めることになった。 応募要項はこちら。 http://kodansha-novels.jp/mephisto/criticism/また、法月綸太郎×円堂都司昭「メフィスト評論賞」創設記念対談の冒頭はこちら。 http://kodansha-novels.jp/meph…

第71回 日本推理作家協会賞 候補作決定

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【長編および連作短編集部門】 いくさの底 古処誠二(KADOKAWA) インフルエンス 近藤史恵(文藝春秋) Ank : a mirroring ape 佐藤究(講談社) かがみの狐城 辻村深月(ポプラ社) 冬雷 遠田潤子(東京創元社) 【短編部門】 ただ、運が悪かっただ…

『アガサ・クリスティーの大英帝国』『労働者階級の反乱』

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東秀紀『アガサ・クリスティーの大英帝国 名作ミステリと「観光」の時代』、ブレイディみかこ『労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱』をたて続けに読む。後者は近年の話題だけでなくここ100年あまりの歴史をふり返っているので前者と時代はかぶる。ク…

大野雄二と市川崑の金田一耕助シリーズ

犬神家の一族アーティスト: サントラ出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン発売日: 1998/05/25メディア: CD クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る 来年4月、『犬神家の一族』、『人間の証明』、『野性の証明』という初期の角川映画3作…

「新本格」30周年

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7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス)作者: 綾辻行人,歌野晶午,法月綸太郎,有栖川有栖,我孫子武丸,山口雅也,麻耶雄嵩,文芸第三出版部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/07メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る 謎…

レディオヘッドのイスラエル公演をめぐって

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↓1980年代にクイーンが南アフリカで公演して批判されたことを思い出す。 レディオヘッドのトム・ヨーク、イスラエル公演への批判について自身の見解を語る http://nme-jp.com/news/38947/ トム・ヨークに対するロジャー・ウォーターズの反応 https://www.fac…

本格ミステリ作家クラブ選・編『ベスト本格ミステリ2017』

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ベスト本格ミステリ2017 (講談社ノベルス)作者: 本格ミステリ作家クラブ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/06/08メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 本格ミステリ作家クラブのアンソロジー担当として私も本の制作にかかわった『ベスト本格…

『日本ノンフィクション史』と松本清張

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日本ノンフィクション史 - ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書)作者: 武田徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/03/21メディア: 新書この商品を含むブログ (13件) を見る 読了。日本においてルポルタージュ、ノンフィク…

検索型ミステリとグーグル的探偵像

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小保方晴子が今さら手記『あの日』を発表した。彼女の論文のコピペ問題については、ネット上でいろいろ検証作業が行われた。同様の事態は、佐野研二郎の東京五輪エンブレム問題でも繰り返された。多数のネット民が、“捜査”(あら捜し)、“推理”(邪推)、“想…

本格ミステリ作家クラブ選・編『ベスト本格ミステリ2014』

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ベスト本格ミステリ2014 (講談社ノベルス)作者: 本格ミステリ作家クラブ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/06/05メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る 本格ミステリ作家クラブのアンソロジー担当として私が裏方の作業をした『ベスト本格ミス…

谷崎潤一郎「人面疽」、江戸川乱歩「押絵と旅する男」

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谷口基『変格探偵小説入門 奇想の遺産』を読んでいて、ふと思ったことがある。戦前の様々な変格探偵小説や、それに類する文学を論じた同書では、映画や双眼鏡などかつては新奇だったテクノロジーと小説との関係を論じた部分がある。 上記↑の文庫本にも収録さ…

法月綸太郎と東浩紀

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法月綸太郎のミステリ批評家としての出発点は「大量死と密室 笠井潔論」(旧題「クイーン試論」)。そこでは、戦争の“大量”死とユダヤ人絶滅収容所を扱った笠井『哲学者の密室』が論じられていた。 一方、東浩紀のデビュー作「ソルジェニーツィン試論 確率の…

内田隆三『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?』

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ロジャー・アクロイドはなぜ殺される?――言語と運命の社会学作者: 内田隆三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』に関する長編評論。同書では、語り手の語…

宝塚、「黒蜥蜴」

ミステリマガジン 2013年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/07/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (6件) を見る 「ミステリマガジン」最新号の宝塚特集に私が書いたエッセイ「宝塚と/のミステリ」で江戸川乱歩原作の宝塚版「黒蜥蜴…

新海均『カッパ・ブックスの時代』

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カッパ・ブックスの時代 (河出ブックス)作者: 新海均出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (18件) を見る かつて大成功したが今はない新書シリーズについて書いた本。姉妹レーベルであり、…

浅草十二階、東京スカイツリー、ディズニーランド

私は、浅草十二階も登場する松山巌のミステリ論&都市論『乱歩と東京 1920 都市の貌』(1984年)を愛読した人間だから、浅草六区に「凌雲閣」一部再現へというニュースには興味を持った。 『乱歩と東京』を紹介したブログ http://leonocusto.blog66.fc2.com/…

宮内悠介『盤上の夜』、後期クイーン的問題、アイドル論

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『エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内』では、『盤上の夜』も論じた。同作を書いた宮内悠介のインタヴューが「ミステリマガジン」7月号に載っており、興味深い内容になっている。 新本格好きだったことや、笠井潔の大量死理論、法月綸太郎『ノックス・…

市川尚吾「極私的評論論」について

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私が「批評」にどのような距離感を持ち、どんな姿勢でいるかは今春出した自著『ゼロ年代の論点』にあらわれているはず。なので、細かい説明はしない(今、闇雲に忙しいし)。 市川尚吾「極私的評論論」に対する私の立場は、端的にいって“NO”だ。 http://www.…

粘膜48

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「メフィスト」2011 vol.1に「むちゃぶり御免! 大胆エンタメ進化論」その四 会いたかった 会いたかった 会えなかったNO!――を書きました。今回のお題はAKB48×桜庭一樹『伏』×飴村行『爛れた闇の帝国』。原稿のワーキング・タイトルは、“粘膜48”でした。

『ゼロ年代の論点』に書かなかった幻の「AZM48」論

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『ゼロ年代の論点』の終章に関しては、現行ヴァージョンとは違う内容を当初(=昨年末)には計画していた。東浩紀編集長の雑誌『思想地図β』のファンクラブ的位置づけである「コンテクチュアズ友の会」の会報「しそちず!」に連載されている宇野常寛の小説「…

本格ミステリ大賞候補作決定、『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+』

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(訂正:東浩紀×法月綸太郎対談が載るのは、『郵便的不安たちβ』ではなく、『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+』(河出文庫。3月発売)のほうでした。どうもすいません) 第11回本格ミステリ大賞候補作が決定した。 【小説部門】 『綺想宮殺人事件』…

無題

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「ダ・ヴィンチ」最新号の「BOOKS KOBUNSHA(光文社書店)」コーナー(91ページ)で『本格ミステリ大賞全選評2001-2010』がとりあげられています(文=杉江松恋)。私のコメントもあり。

.review第二期と本格ミステリ関連

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.review第二期の円堂のアブストラクト「ミッキーマウスのパレードとYOSAKOI」をアップしました(『.review001』所収の「テーマパークと浦安」の続編という位置づけ)。 http://dotreview.jp/abst/topic.php?id=27 最近自分が書いたもの 「なにもかもひっくり…

『栗本薫・中島梓 JUNEからグイン・サーガまで』

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なかなか都合がつかなくて、まだ行けていない栗本薫・中島梓展。 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/ 同展開催中の弥生美術館の学芸員・堀江あき子編による『栗本薫・中島梓 JUNEからグイン・サーガまで』をとりあえず書店で購入した。 参考文献のところに…

日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ 2010』

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そういえば、私も収録作選びに関わったこのアンソロジーが刊行されたのだった。 ザ・ベストミステリーズ2010 (推理小説年鑑)作者: 日本推理作家協会出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/09メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (2件) を…

「杉江松恋のデス・トーク」

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本格ミステリ作家クラブで10周年記念事業を担当している円堂からお知らせです。下記のようなイベントがあります。 本格ミステリ作家クラブ10周年・海外優秀本格ミステリ顕彰『デス・コレクターズ』最優秀作決定記念!「杉江松恋のデス・トーク」 http://www.…

『本格ミステリ’10』

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本格ミステリ作家クラブ執行会議アンソロジー担当として、私も裏方の作業を担当した本格ミステリ作家クラブ選・編「2010年本格短編ベスト・セレクション」がまとまりました。 本格ミステリ’10 二〇一〇年本格短編ベスト・セレクション (講談社ノベルス)作者:…

第10回本格ミステリ大賞

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本格ミステリ作家クラブ主催の第10回本格ミステリ大賞は、昨日の公開開票式において、次のように受賞作が決定した。 小説部門 歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』 三津田信三『水魑の如き沈むもの』 評論・研究部門 谷口基『戦前戦後異端文学論』 また、本格ミス…

菊地成孔と大谷能生の『憂鬱と官能を教えた学校』TV

「活字倶楽部」2005冬号の「特集マイベストブック2004」の作家アンケートで法月綸太郎は、04年に読んだ小説以外の本で印象に残ったものとして、大塚英志『「おたく」の精神史 一九八〇年』、五十嵐太郎『過防備都市』などとともに、菊地成孔+大谷能生『憂鬱…

第九回本格ミステリ大賞発表記念座談会

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昨年の座談会の内容が、本格ミステリ作家クラブのホームページにアップされました。僕も出演していました。よろしくです。 http://honkaku.com/ 出席者の最近の著書を。