2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『ゼロ年代の論点』発売から約1ヵ月が経過した。一方、1年前の4月には共著『バンド臨終図巻』が刊行されたわけである。この2冊は、扱っている題材は批評とバンドだし、まるで関係がないのだけれど、今思えば自分の書きかたは、けっこう共通していると思…
浦安は昔、製紙工場の排水による「黒い水」によって漁業を断念させられ、ミッキーマウスの住む埋立地の王国へと転換したわけだけれど、今度はそこが液状化して新たな「黒い水」に襲われた。地面から噴き出したその泥が海臭かったことに、この土地の過去を感…
『ゼロ年代の論点』の終章に関しては、現行ヴァージョンとは違う内容を当初(=昨年末)には計画していた。東浩紀編集長の雑誌『思想地図β』のファンクラブ的位置づけである「コンテクチュアズ友の会」の会報「しそちず!」に連載されている宇野常寛の小説「…
最近自分が書いたもの 社会の体感不安の申し子 『青の炎』の「青さ」のダークサイド → 「ユリイカ」3月号 特集*貴志祐介