ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

THE CURE《FESTIVAL 2005》

今日からフジロックフェスティバル。初日の大トリはザ・キュアー。ああ、見たい。とっても見たいのだが、締切の絨毯爆撃中で、どうにも遠出できないのだった。 (その爆撃の合間をぬって、気分転換で歌舞伎座に行ったり、ここを更新したりしている。『NIN…

『NINAGAWA十二夜』

事前にチケットを買っていなかったので、昨夜は歌舞伎座の幕見席に並んで入場。そのまま居座り、序幕から大詰まで見た。シェイクスピアの『十二夜』を蜷川幸雄が歌舞伎用に演出したもので、これが再演。僕は初めて見たけれど、単純に面白かった。 かなり前、…

TSUTAYA&すばる書店 VS スリーエフ&文教堂書店

以前書いた通り、浦安界隈にあるTSUTAYAを運営していた㈱アークが自己破産したため、いったんこの近辺はTSUTAYA空白地帯になった。だが、その後、閉店に追い込まれた2店舗の運営をすばる書店が引き継いだため、現在では浦安市内のTSUTA…

ケータイ小説とTSUTAYAと夕刊紙・スポーツ新聞

旧聞になってしまうが、今月最初の週に東京ビッグサイトで催された東京国際ブックフェアに行ってきた。いろいろ興味深い展示はあったが、「書店に未来はあるのか! 大型書店から街の本屋まで、激変期の書店経営者が徹底討論」と題されたシンポジウムにおいて…

円城塔「オブ・ザ・ベースボール」/『Self-Reference-ENGINE』

文学界新人賞受賞作で、今回の芥川賞候補作の一つだった「オブ・ザ・ベースボール」。一年に一度くらい人が降ってくる町があり、レスキュー隊がそれをバットで打ち返すという、それだけのアイデアで押し通した話だ。受け流さない点は異なるものの、ムーディ…

ガンズ・アンド・ローゼズ live

昨夜、幕張メッセでガンズを見た。 まず、オープニング・アクトのムックが場違いだった。ギターはゴリゴリとメタルでハードなのだが、ヴォーカルが歌謡曲っつうか、いかにもヴィジュアル系なタイプなのである。 海外ではKORN主催のファミリー・ヴァリュ…

日本推理作家協会編『推理小説年鑑 ザ・ベスト・ミステリーズ2007』

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ザ・ベストミステリーズ2007 (推理小説年鑑)作者: 日本推理作家協会出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/13メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る 「序」において大沢在昌会長が記している通り、今回からこのアンソロジーに…

JUSTICE / SIMIAN MOBILE DISCO

そういえばHMVが、いわゆる「ニュー・レイヴ」よりももっと広く、近頃の“ロックとダンスを融合”系を「NEW BEAT」とくくって、キャンペーンを展開していた。 http://www.hmv.co.jp/flstore/34/1/1/ まあ、これくらいユルい言葉のほうがいろいろすく…

吉田アミ『サマースプリング』

(最終章とエピローグに触れるので、ネタバレに過敏な人は読まないこと) サマースプリング [文化系女子叢書1]作者: 吉田アミ,郡淳一郎/木村カナ,タナカカツキ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/07/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリッ…

古川日出男×向井秀徳

http://www2.spaceshowertv.com/DAX/index.php?iflag=1 やっと空き時間ができたので、古川日出男と向井秀徳のセッションの模様を↑で見た(公開は15日まで)。 この夜のライヴは、第一部が古川の朗読ギグ、第二部が向井秀徳アコースティック&エレクトリッ…

SHITDISCO《KINGDOM OF FEAR.》

ニュー・レイヴ最後の切り札――なんていわれるシットディスコ。でも、過去数年のポスト・パンク・リヴァイヴァルにおけるディスコ・パンク流行と、昨今のいわゆるニュー・レイヴの間に切断などなく、音的には地続きだと思うし、シットディスコもそう聞こえる。…