ニュー・レイヴ最後の切り札――なんていわれるシットディスコ。でも、過去数年のポスト・パンク・リヴァイヴァルにおけるディスコ・パンク流行と、昨今のいわゆるニュー・レイヴの間に切断などなく、音的には地続きだと思うし、シットディスコもそう聞こえる。
まぁ、そんな分類はともかく、こういうタイプは嫌いではない。最近でいえば、エンター・シカリについで馬鹿っぽい空気を持っているバンド。なるほど、ポリシックスのハヤシが推薦するわけだ。シットディスコは、狂騒的で行き当たりばったりに演奏しているようでありながら、1曲1曲、意外にキャッチーなフレーズを用意している。また、デビュー前、元炭鉱のトンネルで無許可ライヴをやったという武勇伝も微笑ましい。
今夏のサマーソニック07では、シットディスコ、デジタリズム、クラクソンズ、LCDサウンドシステムなどが出演する8月11日幕張(←東京会場と呼んだって、実際は千葉県幕張だよ)のダンス・ステージに張りつこうかと思っている。結局、この系統の下品でギクシャクしたビートが好きなんだ、自分は。……とはいえ、ソニック・ステージのダイナソーJr.も気になるし、タイム・テーブル次第ではあるけれど……。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20070426#p1)