ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

皮肉な瞬間

118枚もあるテープ起こし原稿を、いかに20枚まで縮めるか、インタヴュー構成で難儀している。効率の悪い仕事ぶりである。反省。 ふと気づくと、自分が流していたBGMは、ある曲のエクステンディド・ヴァージョンになっている。こっちが刈り込み作業で…

『手っちゃん』(鉄っちゃんではありません)

先日、パソコンを打ち続ける合間に、カレーを作ったのがいけなかったらしい。20分くらい玉ねぎを炒めた結果がこれだ。どうも、腱鞘炎が再発したっぽい。昨日はサポーターを巻いてゲラに赤入れしていた。今も、手首や手の甲などが痛む。いろんなことが滞っ…

時間は裏切る裏切らない以前に待ってくれねえんだよ

原稿仕事と業務上メールあれこれの最近。その合間に読書したり、必要あってCD聞きながら、浄水器のフィルター交換や料理をする。時間を無駄にしちゃなんねえ。 時間と夢がどうしたこうしたとか、そんな寝ぼけた話につきあう暇はねえ。 (松本零士VS槙原敬…

『スケートボーディング、空間、都市』

北田暁大が今朝の朝日新聞で紹介していた本が面白そうだ。 スケートボーディング、空間、都市―身体と建築作者: イアンボーデン,齋藤雅子,矢部恒彦,中川美穂出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2006/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含む…

iTunes Storeで『姑獲鳥の夏』

iTunes Storeで発売された京極夏彦『姑獲鳥の夏』のオーディオブックがどんな感じなのか、試聴してみた。『姑獲鳥の夏1』2時間56分のうち、1分30秒は無料で聞ける設定なのだ。しかし…… 妖怪シリーズの場合、本の最初に物の怪の絵が掲げら…

ベック《ザ・インフォメーション》(とデーモン・アルバーン)

94年に〈ルーザー〉をヒットさせ、注目を集めた頃のベックを特徴づけていたこと。それは、ロック、フォーク、ブルース、ヒップホップ、テクノなど、雑多な音楽要素を扱う際の、彼の“手つき”だった。「ロー・ファイ」なんてカテゴリーに入れられもしたベック…

「本当に売れっ子作家になれる文学賞はどれだ?」

(小説系雑誌つまみ食い 7――「ダ・ヴィンチ」11月号) 「本当に売れっ子作家になれる文学賞はどれだ?」と題して、文学賞特集をやっている。 そのなかで、「発表!コレが新人文学賞の“実力”だ」とぶち上げ、アンケートを実施。読者認知度、書店員注目度、前…

『夜のミッキー・マウス』と『邪魅の雫』

YA M

夜のミッキー・マウス (新潮文庫)作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (51件) を見る 昨日、仕事帰りの京葉線で、ちょっと前に文庫化された『夜のミッキー・マウス』を読…

少女と老婆の混じった顔

(小説系雑誌つまみ食い 6――「小説推理」11月号) http://www.futabasha.co.jp/?magazine=suiriこの雑誌には、「久住昌之のカッターで! キリガオ」というコーナーがある。切り絵による似顔絵&短文のページだ。その人選をみると、9月号はスーパーマン(ク…