(小説系雑誌つまみ食い 6――「小説推理」11月号)
http://www.futabasha.co.jp/?magazine=suiri
この雑誌には、「久住昌之のカッターで! キリガオ」というコーナーがある。切り絵による似顔絵&短文のページだ。その人選をみると、9月号はスーパーマン(クリストファー・リーブ? それともリメイク版の人?)、10月号は柳家小三治などときて、この11月号にはビョークと(SAYAKA改め)神田沙也加。なんだか、よくわからんラインナップ……。
で、「四畳半フォーク」にひっかけて「四畳半ビョーク」なんてギャグを……。
ビョークって、ラップトップミュージック的なチマチマした電子音を好む点では、音の作りが「四畳半」的にこじんまりしている。同時に彼女は、オーケストラをしたがえた大所帯なライヴも好む人で、その意味では「大広間ビョーク」だし。
久住は、ビョークを「少女と老婆の混じった顔」と評しているわりに、切り絵はかなりきれいめに仕上げている。
そういえば昔、ビョークの顔面がでっかくプリントされたTシャツを着て、僕が電車に乗った時のこと。母親に抱かれた幼児が、僕の腹を人さし指でつついてきた。そこには、ビョークの鼻の穴があった。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20041012#p1)