ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「大人の科学」、イーノ、ボウイ、ヤードバーズ

雪が降っているので、出かける時間をズラそうと思う。浮いた時間でタラタラ書く。 「大人の科学マガジン Vol.6」 買うかどうか迷っていた「大人の科学マガジン Vol.6」を結局購入。蓄音機特集で、レコード盤録再蓄音機とお楽しみソノシートがついている。細…

HUMAN AUDIO SPONGEライヴ、YMOボックス

昨夜、NHK BS1でHUMAN AUDIO SPONGE(SKETCH SHOW+坂本龍一)のライヴ映像を流していた(インタヴュー、リハーサル風景含む)。10月のイベントでの収録である。 (放映曲)KOKURITSU / ATTENTION TOKYO / SKOTOMA / WAR AND PEACE / FLY ME TO THE RIVER / …

ティルマンス展、仲俣暁生『極西文学論』

上記『カンヴァスに立つ建築』展を、たまたま見る成り行きになったのは、ヴォルフガング・ティルマンス展に出かけたら、チケットの内容が抱き合わせだったからだ(これは恨み言ではない。空想建築の数々も楽しめました)。 仲俣暁生(id:solar)『極西文学論…

野又穫『カンヴァスに立つ建築』

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これまた昨日の話。ピストルズ展に行くすぐ前には、東京オペラシティアートギャラリーに行っていて、野又穫『カンヴァスに立つ建築』展をたまたま見たのだった。空想建築を絵画にした作品が並んでおり、骨組が透けていたり非対称だったり、てっぺんに大きな…

セックス・ピストルズ写真展

昨日、ラフォーレ原宿で、デニス・モリス写真展『デストロイ――セックス・ピストルズの真実』を見た。今はああなってしまったジョン・ライドンも、ろくでもない死に方をしたシド・ヴィシャスも、やっぱりバンド全盛期(と呼べるほど安定した期間などなく、輝…

山田正紀著『イノセンス』

今年を回顧する特集において、押井守監督『イノセンス』は、期待はずれだった作品の代表格みたいに扱われている。日本SF大賞を受賞した同作は、中華シーンや球体関節人形の動作、店内でのアクションなどに代表される映像美には感激したが、ストーリーはいま…

朗読劇『電車男』、『イニシエーション・ラブ』

思いついたまま、連想を並べることにする。 『電車男』に声優女 『電車男』が、朗読劇になるそうだ。あの話は2ちゃんねるでのやりとりで進むという、シチュエーションの面白さなわけだから、キャラの実体を写さなければならないテレビ化や映画化では、大幅に…

ポール・ロジャース&クイーン残党

クイーンの残党であるブライアン・メイとロジャー・テイラーが、元フリー/元バッド・カンパニーのポール・ロジャースと「クイーン」を名乗ってツアーするのだという(ジョン・ディーコンの動静は不明)。このニュースに、クイーン・ファンもフリー・ファン…

ゲイリー・ニューマンの紙ジャケ再発

シンセ・ポップの開拓者の一人、ゲイリー・ニューマンの初期作品が、バンド時代も含め紙ジャケで再発された。 《TUBEWAY ARMY》ASIN:B0006BA0XK 《THE PLEASURE PRINCIPLE》ASIN:B0006BA0XU 《TELEKON》ASIN:B0006BA0Y4 《I,ASSASSIN》ASIN:B0006BA0YE ――の4…

本のある風景

昨日のアップリンク・ギャラリーにて。 前に座った若い男が、舞城王太郎『煙か土か食い物』を読んでいた。買ったばかりらしいノベルス本で。あれ、君、それが文庫化されたばかりなのを知らなかったの? 残念だねぇ、などと内心思う。 すぐ後ろに座った大学生…

K.K.「ワラッテイイトモ、」と村上春樹『アフターダーク』

遅ればせながら、早稲田のアップリンク・ギャラリーにて、K.K.の「ワラッテイイトモ、」を見てきた。これはキリンアートアワード2003の審査員特別優秀賞を授与されたヴィデオ作品である。芸術性云々よりも、TV番組「笑っていいとも!」の画像を大量に取り込…

舞城原作・戯曲版『バット男』

本屋の文庫コーナー平積みで、「ん、草間彌生?」と思う表紙を見つけた。黄色の点々を浮かべた緑色が下部を縁どっている。そして白の斑点を散らした赤色が紙面の大部分を覆う。完全に草間の「水玉強迫」パターンである。 でも、違った。舞城王太郎を特集した…

ラノベ関連本

『このライトノベルがすごい! 2005』 ISBN:4796643885 『このミステリーがすごい!』編集部・編のはずなのに、記事構成にあちらほど起伏がない。『ラノベ完全読本』みたいなインタビューや座談会がないので、データばかり羅列される印象が強い。特に1ページ…

ジョー・ストラマー展

一昨日、渋谷パルコで「ジョー・ストラマー★過去、現在そして未来」展を見た。飾られていたジョー自筆の歌詞に驚いた。英語ができない普通の日本人にも読める、実にきれいなアルファベットを書いていたのである。2枚組の《ロンドン・コーリングASIN:B0002ZEZ…

草間彌生展

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(「水玉強迫」。下の黄色ヴァージョンが今回展示されていた) 自分の同居人は、極端な“斑点”嫌いである。幼い頃、皮膚にブツブツができて膿が出て苦しんだことが、トラウマになっているらしい。彼女は、小さい丸や球が密集している様子に接すると、不快さの…

宝塚とポップ・アート

一昨日、そごう横浜で『夢みるタカラヅカ展〜宝塚歌劇に魅了された芸術家、そして時代〜』を鑑賞したあと、Bunkamuraザ・ミュージアムで『ベラルド・コレクション 流行するポップ・アート』展を見た。どういうはしごなんだ? 馬鹿者である。なんだか、疲れて…

『ファウスト Vol.4』

11月15日付けの文学フリマの雑記と同様、読み終わったものに関し、気が向いたらその都度感想メモを追記するかもしれない。ほかの本と並行して読んでるので、なかなかこの厚さを終えられない。自分、読むの遅いし……。 第一特集 文芸合宿! Live at 『ファウス…