- 作者: 円堂都司昭
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2013/01/24
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
目次
序章 ディズニーランドの成人式
第一章 ディズニーランドと浦安
普及したテーマパーク的手法
山本周五郎が描いた浦安
フラワー通りの労働――寅さんと「元気が出るテレビ」
浦安の二つの顔――マリナーゼの町と昭和レトロの町 『浦安鉄筋家族』も観光資源
虚構の海と記憶の海と理想の海
テーマパークに近づく街――セキュリティと景観
外国人力士だらけの土俵に似た風景
東日本大震災での液状化被害
「生鮮現実」と「添加現実」
宮崎シーガイアの失敗
PR用キャラクター=東国原知事
風評被害VS風評商売
ゆるキャラとしてのミッキーマウス
ご当地アイドルとB-1グランプリの共通点
ゆるまちおこしで成果を上げるには
B級ご当地グルメはファスト風土を利用する
第三章 ノスタルジーと未来計画
ディズニーランドのなつかしさ
昭和レトロ趣味のルーツ
ディスカバー・ジャパン
湾岸に幻視された未来
TOKIOとレトロ・フューチャー
ショッピングモールに付与される歴史的景観
東京スカイツリーはゼロ年代以降のレトロフューチャー
日本橋景観論争
浦安で震災瓦礫公園計画
ディズニーと原子力
三種類のパレード
富士山と浦安三社祭
よさこいの雑食性
YOSAKOIは「J」の祭り
「夢と魔法の国」との合併
イッツ・ア・スモール・ワールド
「街は舞台だ 日本は変わる」
踊らせたがる地元、『踊ってはいけない国』
第五章 パフォーマティヴ労働
『夜のミッキー・マウス』はバックステージでヌードになるか?
便器にキャラクターの名をつける
「九割がバイト」の理想とファンタジー
パフォーマティヴ労働のポジとネガ
ラットからミッキーマウスに変身したマイケル
隣りあうディズニーリゾートと倉庫群
農ギャル、かわいすぎる海女、ノマド
パフォーマティヴな労働運動とサウンドデモの親和性
第六章 イメージが添加される街
街の脱舞台化、再舞台化
災害ユートピアのフラガールと焼きそば
バブル崩壊から夕張破綻へ、工場萌えへ
GPSがつくりだす拡張現実
コンテンツ・ツーリズムと聖地巡礼
テレビの土着化
一箱古本市という街のコスプレ
婚活で地域活性――「街コン」とシンデレラ城での結婚式
オンステージ化という前提
“流動産"で暮らす
最終章 地域社会とウェブ・コミュニティ
液状化の街で有効だったネット情報
ネット上では複数地域の住人になれる
地域の一体感と格差の可視化
『クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』の臭いと液状化の臭い
『カルテット』と浦安ブランド
あとがき