ROCK IN JAPAN FES. 2007(2日目)

Ｂａｓｅ　Ｂａｌｌ　Ｂｅａｒ

１曲目と最後の曲で、前に立つ３人がみなドラムのほうを向き、ギターやベースのネックを「せーの」のタイミングで振り下ろす動作をした。バンドの一体感を示すいいシーンだった。

真夏の条件

遠藤賢司バンド

ドラムが元頭脳警察で、ベースが湯川潮音のパパ。おまけにサンボマスターの３人がコーラスをつけにやってくるというおまけいっぱいのステージだった。でも、なんといっても、エンケンが一人で演奏した〈夜汽車のブルース〉が圧巻だった。彼の頭髪の爆発ぶりは、楳図かずおに通じるところがあるね（笑）。

ＯＲＡＮＧＥ　ＲＡＮＧＥ

彼らの場合、昔から〈ＴＷＩＳＴＥＲ〉でタオルを回すのが定番だったけど、今回のフェスでは他のアーティストもかなりやってたな。木村カエラもＢａｓｅ　Ｂａｌｌ　Ｂｅａｒも客にタオルを回させてたし。もとは、レゲエのライヴの風習だったのだろうが、これを恒例化すれば物販面でもプラスになるしね（笑）。

井上陽水

〈氷の世界〉と〈傘がない〉が聞けただけでも満足。そのうえ、有名曲と絢香〈三日月〉のカヴァーを並べた選曲のなか、ファースト《断絶》から〈感謝知らずの女〉をやってくれた。デビュー時にもう、陽水流のなめた作詞術が完成していたことを示す曲である。

ｙａｎｏｋａｍｉ

レイ・ハラカミって、エレクロニカ界の大木凡人とか言いたくなるような、人のよさそうな風貌をしている。去年出演した時には、陽射しの強い時間帯で機器のパネルが反射で見えなくなり、レイ・ハラカミがおろおろする場面があった。でも、今回は夕方の登場だったので、落ち着いた雰囲気になった。
矢野顕子は、相変わらずの童女ぶり。とてつもない人です。

• この日、食したもの
  • さんまのつみれ汁
  • しゃけのおにぎり
  • 手打ちそば
  • ひらめフライ丼
  • たこ飯