副題にある通り、天文学の本。裏表紙においてブライアン・メイの肩書きは、クイーンのギタリストである以前に、まず「英帝国勲士、王立科学カレッジ准学士、王立天文学協会特別会員」となっている。そんな彼が他の専門家2名(パトリック・ムーア卿、クリス・リントット)とともに著したものである。
僕がいくらクイーン・ファンだからといって、こんな本まで購入する余裕はないので、図書館で借りてきた。予想外に専門的な文章のほうはすっ飛ばして、多数載っている美しい宇宙の図版を眺める。
ここのところ賃貸契約の更新やら書類の発送やら、事務作業が忙しくてかなわないのだが、この本をめくっている間だけは、ああ、のんびり。
それにしても、139ページの「ギター星雲」の図版はホントなんだろうか。宇宙を秒速1600kmで旅してきた中性子星が、星間物質のなかにギターの形を残したということなんだが、メイ著なだけに、出来すぎに思えてしまう……。素人には、理屈がよくわかりませんが。
正直な話、ブライアンのギター・ソロはちょっと冗長だったりするわけだ。しかし、宇宙の図版を見ながら聞けば雰囲気が出て、いい塩梅になる。今度、ライヴをやる時は、ぜひスクリーンに映してください。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060501#p1)
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