ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

初音ミク十番勝負

仕事の合間に現実逃避して、初音ミクを追いかけ回す。


まずは、ニコニコ動画で。

VS. イエス〈シベリアン・カートル〉

この曲の時期にはまだかかわっていなかったというのに、トレバー・ホーンがプロデュースしたかのように聞こえる。つまり、タトゥーに近いっつうか。.

VS. バグルズ〈ラジオ・スターの悲劇〉

こういうテクノ・ポップな曲は、当たり前だけれど、彼女には普通に似合う。ヴォーカルは、ASIAでカヴァーしていたジョン・ウェットンより上手いくらいだ(笑)。

VS. U.K.〈イン・ザ・デッド・オブ・ナイト〉

さすがにこれは、ウェットンのほうが上手い。ギター・ソロの代わりに挿入されるミクのスキャットが、なんだか中国人風でおかしい(こういう変な東洋女性ヴォーカルは、JAPANっぽいともいえる)。「キミタチサイコダヨ」で終わるあたり、作者はお約束を律儀にこなしてますな。

VS. キング・クリムゾン〈ムーン・チャイルド〉

クリムゾン・キングの宮殿〉もあったが、こっちのほうがいい。可憐な月の子になっております。プログレだと、他にエマーソン・レイク&パーマーの〈聖地エルサレム〉もあった。

VS. ディープ・パープル〈バーン〉

初音ミクのイメージからすると、意外に低い声域でドスがきいている。ミクって、ひょっとするとヤンキー体質? ――と思ったら、ミクにデスメタル歌わせてるやつがいた。ふーん。やれば、出来る子だねえ。

VS. オジー・オズボーン〈月に吠える(バーク・アット・ザ・ムーン〉

ジーの娘、ケリー・オズボーンに通じるバカっぽさ。本来は空耳であるはずの「バカダモン」が本当に「馬鹿だもん」になってるという。これを言わせるには、ミクの声はぴったり。

VS. クイーン〈ウィ・ウィル・ロック・ユー〉

クイーンの日本公演って、客はみんなこういうカタカナな英語で合唱してたんだよね。。

VS, メタリカ〈バッテリー〉

音楽をネタにしたこの手のお笑い広場があると、必ず引っ張り出されてくるのがメタリカ。皆勤賞。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20070816#p1

続いて、YouTubeで。

VS. レッド・ツェッペリン〈移民の歌〉

ミクがどうこう以前に、オケの音色が変で、歌も演奏も音程が変。めまいがする気持ち悪さだが、クセになる気もする。作者はわざとやってるよね?

VS. ヒカシュー〈20世紀の終わりに〉

原曲の「いやよ」「いやよ」のサンプリング(っつうかメロトロンか)を、ミクの声で聞けるのがいい。グッとくる。自分的には初音ミクのベスト。
VOCALOID2 HATSUNE MIKUHikashu History