ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

島本理生と佐藤友哉

(小説系雑誌つまみ食い 26――「野性時代」12月号)

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200310-02/
特集は「島本理生の恋と文学」。そこでは、小川洋子乙一角田光代滝本竜彦長嶋有などの作家たちが、島本にいろいろ質問するコーナーがあり、佐藤友哉の名も。彼がなにをたずねたのか、抜き出してみる。

新婚の島本さん、素敵な旦那さんの第一印象を教えて下さい。

新婚の島本さん、素敵な旦那さんの好きなところを教えて下さい。

新婚の島本さん、素敵な旦那さんに向けて何か一言お願いします。

…………(笑)。
佐藤友哉という文章家は、何年か後に自分が読み返した時に確実に恥ずかしくなる内容を書くことに、命をかけているのだろうか? 難儀な芸風である。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20070503#p1
クローバー世界の終わりの終わり

ホフディランとディラン・マッケイとなだぎ武

ホフディランは以前、『ビバリーヒルズ高校白書』のディラン・マッケイの写真をシングルのジャケットに使ったことがあった。

キミのカオ

キミのカオ

で、ホフディランの今度のシングル〈カミさま カミさま ホトケさま〉では、↑のデザインをなだぎ武の真似でパロってジャケットにしようとしたがクレームがつき、発売延期が発表されていた。
どうなることかと心配していたが、さほど時間をおくことなく、新たな発売日が告知された。
とはいえ、ジャケットが変更されたと聞いたので、ああ、シングルの録音に参加したというのに、なだぎ武の写真はボツになったのか、残念だなと思ったら、新ジャケットにもしっかり彼の顔があるではないか。
やってくれるなぁ。ホフディラン。微笑んでしまった。


ホフディラン ニュースブログ http://hoff.jp/hoff/blog/2007/11/post_35.html


要するに、〈キミのカオ〉のジャケットデザインをそのまま踏襲することは×だが、なだぎがディランの真似をするのはOKだろうという線で、話の落としどころを見つけたわけだね。……それにしても、こうきたか(笑)。
クレームに真っ向から反対するのではなく、かといって全面撤退して初めのアイデアを捨ててしまうのでもない。ノラリクラリと身をかわしながらも、自分たちのユーモアはしたたかに守る。そんな態度は、いかにもホフディランらしいし、見事な対応だと思う。

  • 15日夜の献立
    • ナスの肉味噌がらめ(サラダ油、ゴマ油、豆板醤、X0醤、こしょう、豆味噌、黒酢、砂糖)
    • 水菜とほうれん草のおひたし(ポン酢)
    • 根菜の煮物(すりごま入り)
    • 大根の味噌汁
    • 玄米ごはん