ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

東京ディズニーシー・クラブナイト“ベイサイド・ビート”

昨夜、上記の催しに出かけた。1月25〜27日の3日間、東京ディズニーシーの通常営業は夕6時までに限られ、7時からはヒップホップなどを流しナイトクラブパーティをイメージしたイベントが開かれたのであった。
パーク内の2ヵ所で屋外DJライヴが行われ、レストランではラテンのバンドが演奏していた。ディズニー版の音楽フェスっつうか、「ラヴ・パレード」(オレンジレンジじゃなくて、ドイツのテクノ・イベントのほうね)っつうか。
昨年12月には、MACKA−CHIN、ZEEBRA、DJ MASTER KEYなどが〈ミッキーマウス・クラブ・マーチ〉をはじめとするディズニーの曲をヒップホップ・アレンジしたCDがリリースされていた。

ブレイクス・アンド・ビーツ・ディズニー

ブレイクス・アンド・ビーツ・ディズニー

今回の“ベイサイド・ビート”では、同作に参加したKEMURI PRODUCTIONS(25日)やMURO(26日)、またDJ HASEBE(25日)などもDJライヴに出演していたので、アルバム発売記念の意味もあったのだろう。
でも、イベントとしては正直な話、中途半端。ディズニーでは普段から、パレードや屋内のショーで音楽が満ち溢れている。だから、この3夜だけが特別な、音楽の日、という感じはしない。また、「ディズニー・リズム・オブ・ワールド」(右手をあげて!〜ってやつ)という、いつものいかにもディズニーっぽいショーも目立っていたので、「ナイトクラブパーティ」色が薄れたことは否めない。通常のアトラクションや飲食店は一部だけ営業――という体制もなんだか煮え切らない。
加えて、ラテン・バンドの演奏場所だったレストラン、ユカタン・ベースキャンプ・グリルでレジに長蛇の列が出来ていた。なんなんだ、あの客さばきの下手さは! 一組一組にくどくどシステムの説明を繰り返してるんじゃねぇっ。客たちは並んで時間もてあましてるんだから、その間にまとめて事前説明しておけっ。で、レジでは余計な周辺説明などせず、てきぱきとオーダーだけ取りやがれ。他の場所の列では、そうしてるだろうが? いいか、7〜10時半までの短い時間に対して入園料払った客は、効率的にアトラクションだのショーだのを回って見たいんじゃい。ボケかすが!!

と、激昂する瞬間もあったわけだが、〈エレクトリカル・パレード〉にスクラッチかませたうえ、〈イッツ・ア・スモール・ワールド〉のメロディをかぶせるDJプレイはディズニーならでは。なんだかんだいっても、また似た催しがあったら行くかも……。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20050626