(2006ミステリ回想)
倒叙ものの良作。
特に、ヘヴィスモーカーが煙草を切らしたらどんな行動をとるか、それを予想したうえで犯行計画を立てる「オッカムの剃刀」には、ゾッとした。僕は数年前に煙草が値上げされた際、もう小づかいが追いつかなくなったので断煙した。でも、それまではけっこう吸っていたのだ。そして、煙草を買う場所、持ち運びかたなどは、この登場人物のようにパターン化していた。そうなったらああするだろう、と行動を予測しやすいタイプだったと思う。ああ、殺されるのが自分でなくてよかった(← シロウトのような素朴な反応)。
というわけで、自分は財政事情により煙草から撤退したが、なお愛煙家である方々にはエールを送りたい。この本を推薦しときましょう。
- 作者: 小谷野敦,斎藤貴男,栗原裕一郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2005/09
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 418回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
- 7日夜の献立
- オーブンでハンバーグ(焼肉のたれ+ごまドレッシング+ケチャップ)
- 大根ステーキ(オリーブオイル、しょうゆ、こしょう)
- ほうれん草の味噌汁
- 玄米ごはん