それまで頭悪そうにしか見えなかった人間が、難局を迎え、世間に対し懸命に話している。家族のため、自分がしっかりしなければと、精一杯背伸びしている。
その意味で、今朝、父・史郎不在の状態で行われた亀田興毅の謝罪会見は、長嶋茂雄が病に倒れた時、息子・一茂が行った説明会見の模様を思い出させた。
そして、一茂の時もそうだったけれど、興毅の表情を見て、「長男は大変」と歌う山崎まさよしの〈長男〉を思い出した。
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で、彼らとは違い、一般人である我々長男が、ああいう表情をするのはいつかというと、親の葬式における喪主としての挨拶の時だったりするわけだよ。
考えてみれば、一茂にしろ興毅にしろ、家族を引っ張るものの交代という状況で会見したのだから、比喩的には、ある種の“喪主”挨拶だったといえなくもない。
やっぱり「長男は大変」。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060928#p1)