昨日、渋谷に行く用事があったので、「マリアの心臓」でやっている天野可淡展によった。
http://www.mariacuore.com/
狭いスペースに、客は自分ひとり。すごく間近に、カタンドールがいる。そして、彼女たちは、あの眼でこちらを見ているわけだ。
とても、ドキドキする。緊張する。気づくと、僕の額には、脂汗が浮いていた。
スペースのあちこちに鏡が置かれている。だから、普通以上に「見える」「見られる」状態になっているのだが、一方でついたてもあるため、「覗く」「覗かれる」状態ともなる。そうした視線をめぐる計算が絶妙な展示、配置だと思った。
KATAN DOLL fantasm―天野可淡人形作品集 (Panーexotica)
- 作者: 天野可淡,吉田良
- 出版社/メーカー: エディシオントレヴィル
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: ハードカバー
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また、2002年の天野可淡展(元浅草)の時には、会場でゴス・ロックが流されていた記憶があるが、今回のBGMはジェーン・バーキン。この組み合わせが、よかった。
ゴス・ロックは、確かに人形愛好者にうけそうな暗黒幻想の響きはあるものの、低音が多いせいで野太いところがある。したがって、カタンドールのか細さに対しては、ゴス・ロックよりもジェーン・バーキンの呟くような歌声のほうが似合っていると感じた。
- アーティスト: ジェーン・バーキン,ジミー・ロウルズ,ブレット・アンダーソン,セルジュ・ゲンスブール,レ・ネグレス・ヴェルト
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: CD
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(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060523#p1)
- 30日夜の献立
- かじきのパン粉焼き(ハーブ塩、こしょう、バター。パン粉、パルメザンチーズ、ディル)
- 小松菜とじゃこの炒め(ゴマ油、しょうゆ)
- 切干大根
- 車麩と水菜の味噌汁(きなこ入り)
- 豆入り玄米ごはん