- 最近自分が書いたもの
- 「松潤は“格差が拡大する日本”を演じてきた?」と、嵐関連映画2本への短いコメント → 「別冊宝島 音楽誌が書かないJポップ批評62 ジャニーズ超世代! 「嵐」を呼ぶ男たち」asin:4796673849
二宮和也主演の映画『青の炎』のオープニングとエンディングには、ピンク・フロイド〈ザ・ポスト・ウォー・ドリーム〉という地味で暗い曲が流れていた。ロジャー・ウォーターズは同曲で「日出る国では子どもたちが自殺している」とか歌っているから、少年の自滅を描いた『青の炎』にふさわしいといえばふさわしいのかもしれない。
でも、詞の後半には当時の首相サッチャーに呼びかける部分があるし、そうした政治風刺臭、英国臭を知っていると、『青の炎』への使用に違和感を覚えてしまう。同曲を収録した《ファイナル・カット》の商業的不振も、そのようなテーマ設定の狭さが一因だったと思う。本来、ピンク・フロイドは、テーマや音の曖昧さを逆に生かして世界的なポピュラリティを獲得したバンドだったのだから。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20050517#p1)
松本潤に興味がある人はこちら↓もどうぞ。
関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20070523#p1