ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

デヴィッド・ボウイとマイルス・デイヴィス

まだCDが存在しなかった1970年代。金銭的余裕のない中学生だった私は、市立図書館のレコードをよく借りた。
NHKで『ヒーローズ』発表時のデヴィッド・ボウイの来日公演を観て衝撃を受けた際には『アラジン・セイン』を借り、FM放送でマイルス・デイヴィス死刑台のエレベーター」を聴いてカッコいいと思った後には『ダーク・メイガス』を借りた。図書館のレコードの数は少なかったので、気になったアーティストのたまたま所蔵されていたものに手をのばしたのだ。
で、それぞれの作品がテレビやラジオで接した曲調とかなり違っていたから、あっけにとられた。音楽家の振り幅の大きさに驚いたのは、この2人が最初だった。
Stageアラジン・セイン
死刑台のエレベーター(完全版)ダーク・メイガス

  • 最近の自分の原稿
    • 日本推理作家協会編『驚愕遊園地 日本ベストミステリー選集』の解説(同名単行本の文庫化による解説文の再録)

驚愕遊園地: 日本ベストミステリー選集 (光文社文庫)