ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

鶏のから揚げ

  • 昨夜の献立
    • 鶏のから揚げ
    • ごぼうチップス(自家製)
    • オニオンチップス(自家製)
    • 水菜(だいだいポン酢)
    • 発泡酒&酎ハイ
    • アイスキャンデー(オレンジ味)

いつもは温厚な僕だが、あまりにも腹に据えかねるので、今日はセメントで徹底批判する。昨夜、上記の通り、鶏のから揚げを作った。同日朝に放送された「はなまるマーケット」で紹介されたレシピに沿ってである。 → http://www.tbs.co.jp/hanamaru/tokumaru/050318.html
はっきり言って、これがなんとも、

まずい!


カリッとしていて、冷めても柔らかくおいしいまま――という触れ込みだったが、全然カリッとしない。

ウソつきっ!


表面がジットリしており、全然から揚げを食べた気がしない。これは僕のつたない調理技術の問題では、たぶんない。なにしろ、スタジオで試食した薬丸裕英岡江久美子も、さほどいい反応はしていなかったのだから。特に食感には二人とも不満げだった(事前にそんな反応を見ていたのなら、わざわざこのレシピで作らなければよかったのに――という後悔はある。でも、なぜか、魔がさしたんである)
料理研究家を名乗る濱田美里って人のレシピのポイントは衣。しょう油などの下味、溶き卵、片栗粉50:小麦粉50をまとめて鶏肉にまぶす。もちろん、表面はドロドロになる。このドロドロこそ、油で加熱してもカリッとせずジットリする元凶だと推察される。
これに対し、自分が日頃やっているのは、


1. 肉に下味をつけてしばらく寝かせる。
2. 揚げる10分前くらいに溶き卵を肉になじませる
3. 片栗粉を大目にまぶして油に投入(油で踊る最中にどうせ粉がけっこう離れてしまう。なので、事前にまめにはたき落とす必要はない、という理解です)


どこかの男性タレント(どなただったか忘れてしまった。ごめんなさい)が紹介していたのを自分なりに咀嚼してやっているのだが、こうすると表面が粉をふいた感じでカリッと揚がる。
18日の「はなまる」および濱田某は、粉がふいていること=粉っぽい、かたいことを「悪」と断じて話を進めていた。その結果が確かにかたくはないけど「カリッと」感のまるでない、から揚げにあるまじき状態だったわけだ。こんな食感を、よし、と考えたスタッフは、根本的にから揚げというメニューの美点を理解していないとしかいいようがない。猛省をうながしたい。