ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

「ディズニー・ロック・アラウンド・ザ・マウス」

東京ディズニーランド ディズニー・ロック・アラウンド・ザ・マウス
24日、東京ディズニーランドへ出かけた。千葉県民割引期間の最終日だったんである。最近入園したのは東京ディズニーシーばかりだったから、ランドのほうは久しぶり。
お目当ては、ショー「ディズニー・ロック・アラウンド・ザ・マウス」。アメリカの本家ディズニーランドは、今年で開園50周年。一方、ロックも生誕50年。ということで、50年前にタイムスリップしたミッキーマウスたちが、オールディーズなロックンロールで踊りまくるこの企画なわけである。早い話が、ディズニー版『アメリカン・グラフィティASIN:B0009EVIX0
ディズニーハイスクールの優等生であるミッキーが、ギャングたちとカスタムカーでレースする展開。ドライブイン、ジュークボックス、ラジオ。チアガール、ウェイトレス、バイカー(二輪ではなく三輪にデザインされてるのがおマヌケで笑える)たちの群舞。なんのひねりもなくストレートに通俗的なとこが、無節操に楽しい。
それにしても、〈トゥッティ・フルッティ〉はT・レックスが演奏してもクイーンが演奏しても、そしてディズニー・キャラクターたちが踊っても、どうやったって名曲だと思いました。
ディズニーランドってのは、古きアメリカへの郷愁、アメリカ礼賛がテーマにある。その点、60年代後半のベトナム反戦がらみでアメリカへの懐疑をにじませていた類のロック(特にブリティッシュ系)は、ディズニーと相性が悪そうである。だからこそ逆に、ベトナム戦争の反復としてのイラク問題を引きずる現在、60年代より前のオールディーズがいっそう、よき「アメリカン」なものへのノスタルジー表現として成り立ちやすいのかもしれない。
――なーんて歴史的遠近法は、パンクによるディズニー・ソング・カヴァー集ASIN:B00006IIA9れている昨今、どうでもいいことだろうが……。


今回、そのほかに見たショーやアトラクションは次の通り。
「レッツ・ロック」、「スペース・マウンテン」、「スプラッシュ・マウンテン」、「ホーンテッド・マンション」、「イッツ・ア・スモールワールド」、「ディズニー・ドリームス・オン・パレード」、「白雪姫と七人のこびと」、「バズ・ライトイヤーアストロブラスター」、「プーさんのハニーハント」、「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」、「ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ」、「ペコス・グーフィーのフロンティアレビュー」
このうち「ペコス・グーフィーのフロンティアレビュー」は、西部開拓時代をイメージしたディナーショー。ミニスカートのお姉さんたちが客席に降りて、テーブルのお父さんたちを赤ん坊扱いするちょっとエッチぃ演出あり。歌&ダンスのメインは外人さんだが、むしろ日本人女性ダンサー3人組の中心の人が素晴らしかった。スカートまくり上げて踊るカンカンのパートで、片足立ちでグルグル体を回すんだけど、軸が全くブレない。上手い。それに、ストッキングに包まれたお御足が、とても素敵だったんです。予約してよかった。ほんとーによかった。
園内に入ったのが1時すぎだったわりには、けっこういろいろ見れた。地元民の強みとして10時の閉園までのんきに遊べるせいもあるが、意外と混んでいなかったのである。梅雨の時期だからか? それとも……。
最近、なにかと問題のある運営会社オリエンタルランドだが、ここ浦安の経済基盤を支えるため頑張って欲しいもんです(なんだかエゴイスティックな願いかただ)。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/000004

  • 23日夜の献立
    • 鶏肉のしょうが焼き(しょうが、にんにく、しょう油、赤ワイン、黒糖、サラダ油)
    • 塩鮭
    • レタスときゅうりのサラダ(ポン酢)
    • もやしの味噌汁
    • 玄米1:白米1のごはん