一路真輝と内野聖陽が結婚すると報道されている。ミュージカル『エリザベート』で共演したのが縁だったそうな。
宝塚雪組トップだった一路の退団公演としての『エリザベート』は見られなかったけれども(今でも残念)、彼女がヒロインに性転換した東宝ミュージカル版は僕も見た。あれは何年前になるんだろ?
雪組時代の男役としての一路は、ちょっと頼りない印象があった。一番安心して見られたのが『風と共に去りぬ』のスカーレットという女役だったのも、なんだかなぁ、だった。でも、東宝版『エリザベート』のヒロインはとても良かった。また、トート役の内野がこの舞台の代表的な曲〈最後のダンス〉を歌っているダイジェストCDは僕も買った。
でも、人ではないトートって、早い話が死神でしょ。てことは、一路の結婚は死神に魅入られたことになるのかしら……というか、宝塚時代は一路本人が死神を演じてたわけだし、その意味では鏡に恋した感じもあるのかな……まぁ、人の幸せをとやかく言うもんじゃないですよね。
(とかなんとか書きながら、実はかつて僕が見た日のトートは、内野ではなく、ダブルキャストの山口祐一郎のほうでした)
そういえば、杜けあきアンドレ、一路オスカルの『ベルばら』が昔あったっけ。杜けあきも、宝塚時代には『忠臣蔵』の大石内蔵介を演じ、退団後に内蔵助の妻を演じるという普通はないキャリアを歩んだわけだが、今なにしてるんでしょう?
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20051207#p1)