ダンス・カンパニーが題材の芦沢央『カインは言わなかった』。妻を津波で亡くした芸術監督が「オルフェウス」を題材に舞台を演出したり、被災地とかかわりのある人物が他にも登場するなど、震災後文学の要素を含んでいる。“そこが主眼ではないが”ということもテーマの一部になっていることが興味深い。
同作に関しては、間もなく発売の某誌に書評を寄せた。
最近の自分の活動
-7月31日のトーク・イベントの記事がアップされた。 → 円堂都司昭×楠芽瑠×一色萌×高木大地×成松哲のプログレ強化講座レポート、あるいは、キスエクという現象 https://spice.eplus.jp/articles/254165
-9月10日のゲンロンカフェのイベント。タイムシフト視聴は9月17日まで。 → 円堂都司昭 × 速水健朗 「悪夢の現実と対峙する想像力─円堂都司昭『ディストピア・フィクション論』刊行記念」 https://live2.nicovideo.jp/watch/lv321473604