(小説系雑誌つまみ食い 32――「文藝」夏号)
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/04/07
- メディア: 雑誌
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http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977133
表紙が一青窈で、彼女と山崎ナオコーラの対談まで掲載されている。そういえば一青窈は、「ダ・ヴィンチ」で対談の連載を持っていたが、先の4月号で最終回を迎えたばかり。これでは、同誌から「文藝」に企画が移籍したみたいな……。
(「ダ・ヴィンチ」での一青窈 http://davinci.lafine.net/persons/details.php?name=%B0%EC%C0%C4%E3%D8)
しかも、今回の「文藝」には、「斎藤美奈子と高橋源一郎がこの10年の小説を徹底検証!」と題した対談まである。この2人が文芸界の状況をあれこれ語るというのは、「SIGHT」が「今年も怖い! ブック・オブ・ザ・イヤー」企画で毎年やってきたことではないか。
ASIN:B000YSANO6/ASIN:B000KLO7V2/asin:4860520556/asin:4860520459
他誌で定番になっていたのと同様の、既視感のある対談企画を2本も目立つ位置に載せてしまう編集は、いかがなものか。注目作家の新刊が出たから、複数の雑誌でその人へのインタヴューや対談が相次ぐ(← 最近だと川上未映子。「文藝」最新号にも登場してる)――ってのとは事情が違うわけだし……。