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ヘッドホンの各種製品紹介と、ヘッドホン少女のイラスト集を合体させた本。
それらの機器を身につけた少女は、外界の音を遮断することで、周囲から距離をとっているようなところがある。
一方、耳を包むヘッドホン、耳の穴に挿入されたイヤホンは、彼女の接触への欲求を暗示してはいないか。加えて、それらの機器から伝わるのは、音という震えなのだ。ここには、性的行為を連想させるものがある。
ヘッドホン少女は、世界に対する忌避感と接触欲求が同居していると思わせる点で、ツンデレに通じるキャラクター性を持つ。早い話が、そそる。
――男の妄想なんて、こんな風に単純な図式ですぐ釣られてしまう。
こちらの本もどうぞ。
- 最近自分が書いたもの
- キーボーディスト＆コンポーザーとしてのキース・エマーソン → 「ＴＨＥ ＤＩＧ」Ｎｏ．５３（シンコーミュージック・エンタテイメント）asin:4401632214
