ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

藤田直哉編著『ららほら2』

「ららほら2」

「ららほら2」

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 1月11日発売の藤田直哉編著『ららほら2』(刊行:双子のライオン堂)。私は「第四回 なぜ二〇一〇年代の日本文学はディストピアが主流になったのか」で藤田氏と対談しました。

 

 震災後文学もとりあげた『ディストピア・フィクション論』の著者として呼ばれたと思うのですが、『「謎」の解像度』で書いたミステリとディズニーランドのアナロジー、2011年『ゼロ年代の論点』で語ったネット状況と近年の差、『ディズニーの隣の風景』で触れた震災時の浦安の液状化、『戦後サブカル年代記』で言及した公害問題など、私の著書のテーマを横断した内容を話しました。その意味では、自分の書き手としてのキャラクターがかなり出ているかも。