ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

1970年代後半カルチャー論(仮)

 1970年代後半カルチャー論をやりたいと思い始めている。W村上など20代作家が多く登場し、新井素子みたいに10代までがデビュー。性意識、キャラクター、文体など小説に変化があった。同時期にはマンガの24年組、JUNEなどBL源流の動きがあり、YMOのテクノブームでテクノロジーの変化も見られた。

 後のカルチャーのプロトタイプ的なものを多く見出せる気がする。この時代をになった人たちが亡くなり始めているから、この時代を考えたくなったということもある。

(これは前回投稿「「音羽キャンディーズ」の時代」にも関連する話)

 

 

最近の自分の仕事

-彩瀬まる『花に埋もれる』、清志まれ『おもいでがまっている』の書評 → 「小説宝石」5・6月合併号

-特集 藤子 F・不二雄のSF短編の作品総解説のうち3作担当(「ぼくは神様」「マイロボット」「世界名作童話」) → 「SFマガジン」6月号

-「ジャーロ」編集長インタビュー「評価がある評論家さんが、売れる本を書けないとは思えない」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/04/post-1313377.html

-YMOが突き詰めた擬似日本人像、「なりきれなさ」に託した思い → 「朝日新聞」耕論 YMOとその時代(5月20付。談話)https://www.asahi.com/articles/DA3S15640553.html https://www.asahi.com/articles/ASR5J55WZR4TUPQJ00W.html

-川瀬七緒『四日間家族』の書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」7月号

-<アフタートーク 著者×担当編集者>第9回「『いけない』『いけないII』道尾秀介(作家)×清水陽介(文藝春秋)」(聞き手・構成) → 「ジャーロ」No.88

-もしも寺山修司が今、アイドルをプロデュースしたら? 中森明夫『TRY48』が紡ぐ、アングラからサブカルへの連続性 https://realsound.jp/book/2023/06/post-1345584.html

-砂村かいり×モモコグミカンパニーが語る、アイドル活動を終えた後の人生「カメラをむけられないけれど、生活は続く」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/06/post-1342931.html

-金属恵比須主催 プログレッシヴ・フォーラム「SFと小松左京、そしてロック音楽」イベントレポ(取材・構成) https://realsound.jp/book/2023/06/post-1343238.html

-村上春樹『街とその不確かな壁』に見る、老いの創造力 円堂都司昭×藤井勉×三宅香帆 鼎談 https://realsound.jp/book/2023/06/post-1348397.html

-平野啓一郎が明かす、三島由紀夫への共感「虚無のなかから文学的な美を創造することに自らの存在意義をかけた」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/07/post-1363995.html

-「ハヤカワ新書」一ノ瀬翔太編集長インタビュー「読む前と世界が違って見えるレンズのような本が作れたら」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/07/post-1360417.html

-日本一の長寿雑誌「中央公論」編集長インタビュー「クオリティの一線は譲らず、この大切なプラットフォームを守っていきたい」(取材・構成)https://realsound.jp/book/2023/07/post-1370781.html

-長浦京『アンリアル』、速水健朗『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』の書評 → 「小説宝石」8月号