昨年12月、乗客数が1億人を超えたというセレモニーをめでたくやったディズニーリゾートライン。このモノレールの運賃値上げが申請された。200円→250円。2001年7月の開業以来初めての改定になる。
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000702100002(asahi.com MY TOWN 千葉)
千葉県内のモノレールといえば、千葉都市モノレールの経営難がずっと問題になってきた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E8%91%89%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB(ウィキペディア)
それに対し、華やかに見えたディズニーリゾートラインも、やっぱり赤字が続いていたのだった。
でも、ディズニーリゾートラインは、一般的なバス・鉄道事業とは違う。
これを運営する株式会社舞浜リゾートラインは、東京ディズニーランド&シーを経営する株式会社オリエンタルランドの100%出資子会社。オリエンタルランド・グループとしては、傘下のテーマパーク、ホテル、ショッピングモール「イクスピアリ」など、東京ディズニーリゾートのトータルで利益が上がればいい。
――というか、このモノレールは、通勤・通学に利用するためのものではない。非日常的空間と設定された東京ディズニーリゾートの、テーマパークやホテルを周遊するためのものだ。つまり同路線は、東京ディズニーランドという夢の空間内部を走るウエスタンリバー鉄道に似た“アトラクション”的な性格と、駅と旅館を行き来する送迎マイクロバスみたいな性格の融合なのだ。地域住民の足としての公共性を持つ通常のバス・鉄道事業とは異なる。
だから、鉄道の乗り換え路線図や地図に、JR・地下鉄・私鉄と同列にディズニーリゾートラインが描かれているのを見ると、違和感を覚える。だって、普通の路線図に、ウエスタンリバー鉄道を載せるなんてありえないでしょ?