昨夜はSHIBUYA−AXでこのアコギ・デュオを観た。なるほど、これは凄い。
メタリカやレッド・ツェッペリンの曲もカヴァーする人たちであり、アコースティック・ギターなのにメタル色も多く混じった内容である。アコギ・デュオといえば、日本のDEPAPEPEも出発点にハード・ロックがあった人たちで、彼らにその種の隠し味を感じる場面はある。ところが、弦を弾きながらギターのボディを打楽器にして叩くロドリーゴ・イ・ガブリエーラは、実質的にアコギ&パーカッション・デュオと化している。もう、形態自体が別領域。特にガブリエーラのパーカッショニスト兼務ぶりは尋常ではない。実際に生で見ても、弦楽器と打楽器の音がなぜギターから同時にあんな風に出てくるのか、不思議でしょうがない。
2人のライヴが終わった瞬間に流れだしたBGMが、AC/DC〈悪魔の招待状〉(ライヴでは途中で大砲ぶっ放す曲)だったことにまるで違和感がなかった。それほどパワフルな演奏だった。
- アーティスト: ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: CD
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