ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

浦安市斎場と東京ディズニーシー

20日放送の「出没! アド街ック天国」で取り上げられたのは、新浦安だった。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/060520/index.html
東京ディズニーリゾートの近く、次々に立っているマンション、マリナーゼ――というこの地域の定番イメージをランキングで並べつつ、出来たばかりのスパリゾート「湯巡り万華郷」を紹介していた。加えて、宝塚っぽく夢々しい結婚式場や、日本最大級のベビーザらスなどを話題にして、まだ開発が進行中の埋立地らしい活力を伝えていた。
面白かったのは、「湯巡り万華郷」や新興マンション群から遠くない場所にある墓地公園まで紹介していたこと。番組を見たマリナーゼはあまりいい気分ではなかったかもしれんが、産まれる赤ん坊がいれば死ぬ老人もいるのだ。当たり前の現実である。


番組に刺激されて、浦安市の海沿い埋立地帯を久しぶりに自転車で走ってみた。
墓地公園 → 「湯巡り万華郷」 → パーム&ファウンテンテラスホテル東京ディズニーリゾート・パートナーホテル) → 新興マンション群や学校 → 住宅地 → 鉄鋼団地 → 物流倉庫群 → 東京ディズニーリゾート
千葉側(新浦安)から東京側(舞浜)へ、だいたい、そんな風に並んでいる。
そして、今回初めて気づいたが、ひょっとするとお世話になるかもしれない浦安市斎場は物流倉庫群の奥に立地し、その門前に立つと東京ディズニーシーのあの火山や巨大客船が見えるのだ(小さな湾を挟んでけっこう距離があるし、シー側からは斎場が見える作りになっていないのだけれど……)。
斎場=死という異界への入口と、ディズニーというファンタジーの異界が、いずれも生活圏から遠い、海沿いの縁に存在しているわけだ。
斎場の近くにはクリーンセンター(ごみ処理施設)も建っており、倉庫地域の一角に、市民が見たがらないものを押し込めた観は否めない。だが一方で、すぐ近くには若い生命を育む側の給食センターだって建っている。そのあたりは、人通りが少なく生活感はまるでない風景なのだけれど、斎場と給食センターを立て続けに見て、“街”ってのは人の成長〜老い〜死を抱え込まざるをえないものなんだなぁと素朴に思った。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20050226
東京ディズニーシーファミリーガイドブック (〔2006〕) (My Tokyo Disney resort (37))

  • 23日夜の献立
    • 豚と大根の煮物(長ネギ、しょうが、サラダ油、こんぶとしいたけのだし、しょうゆ、酒、みりん、こしょう)
    • ひじきとおからの炒め煮
    • 大根の葉の味噌汁
    • レタス、新たまねぎ、ミニトマトのサラダ(ポン酢)
    • 納豆
    • 玄米+あずきごはん
  • 24日夜の献立
    • たらとキャベツの蒸し物(しょうが、ねぎ。ポン酢、豆板醤、ゴマ油
    • ゆでブロッコリー(マヨ)
    • ひじきとおからの炒め煮
    • 焼き餅(砂糖しょうゆ)
    • 雑酒、チューハイ