ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

魔界デス都市ノート

(小説系雑誌つまみ食い 10――「小説NON」12月号)

10月号から、菊地秀行が『魔界都市ブルース』の新シリーズを連載しており、12月号には「セルロイドの涙」と「三本目の腕 前編」が掲載されている。新シリーズのセールス・ポイントは、小畑健がイラストを描いていること。
「小説NON」には毎号、微苦笑を誘うというか、脱力系の惹句がつけられている。

  • 10月号――「女ごころと謎に震える読切充実号!」
  • 11月号――「紅葉に燃える女と男の夜語り号!」
  • 12月号――「身体寄せ合う年の瀬温もり満載号!」

掲載小説のラインナップが本当にそんな内容になってるかぁ? という疑問もなくはないが、惹句を考える編集者は楽しそうだなぁと想像してしまう。
でも、『魔界』と『DEATH NOTE』の作者2人がコラボで寄り合うのは、スリルやサスペンスを高めるためであって、「年の瀬温もり」なんて平和さとは反対だと思うんですけど(笑)。

DEATH NOTE オリジナル・サウンドトラック

DEATH NOTE オリジナル・サウンドトラック

(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060316#p1