“ヘヴィ・ロックのライヴ・バンド”としてのKORNは、ギタリストが1人脱退した代わりにサポート・メンバー4人を加え、音圧勝負に出た印象があった。
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060421#p1)
しかし、このディスクを聞くと、彼らにはアコースティック路線もありなのだな、と思う。
昔、KISSが、本当にプラグを抜いた以外は元アレンジと変わらねえじゃねえかよ、という工夫のないアンプラグドを出したことがあるASIN:B0000071E2。とかく、HR/HM系のアンプラグドはそんなことになりがちだが、KORNは違う。ギターがちょっとスパニッシュ風に弾いたり、ストリングスが中東風なフレーズを聞かせたり(←ペイジ・プラントのMTV出演ASIN:B000BR2M6Cか)、パーカッションに日本の太鼓も使ったりと、いろいろ工夫している。音と音の細かな絡みあいに気を配っている点が、“ヘヴィ・ロックのライヴ・バンド”としてのKORNとは異なる味わいで面白い。また、テルミンかオンド・マルトノみたいな音が鳴ってるなー、と思ってクレジットを見ると、「Musical Saw」と書いてありました(要するに、ノコギリの演奏ですね)
レディオヘッド〈クリープ〉のカヴァーが意外にハマッていて、エイミー・リー(エヴァネッセンス)、ロバート・スミス(ザ・キュアー)との共演も、ゴス・ロックの血脈を感じさせていい雰囲気。
なんといっても、《アンタッチャブルズ》で歌メロを強調して以降、シンガーとして奥行きを出せるようになったジョナサン・デイヴィスの魅力によるところが大きい。
- 22日夜の献立
- ぶりのソテー(オリーブオイル、塩こしょう、にんにく。赤ワイン、はちみつ、バルサミコ、しょうゆ)
- 水菜とひじき、根菜のサラダ(ポン酢、ごま油)
- 大根の味噌汁
- 白米にひえ混ぜごはん
- エシャロットを味噌で
- ビール、チューハイ、梅酒