今夏のサマーソニックは、来場者にかなり選択を迫るタイムテーブルになっていた。例えば、同世代であるセックス・ピストルズとポール・ウェラーの時間帯が重なっていた。これは、懐古的同窓会と悪戦苦闘しつつの現役主義、どっちを選ぶかって話だし、同じ時間帯にはプロディジーまで演奏していた。プロディジー〈ファイアスターター〉のヴォーカルなんて、もろジョニー・ロットン風なわけだが、ピストルズとあわせ見て本物のジョニーの歌いっぷりと比較する――なんて時間的余裕は客にほとんどなかったのだ。そのほか、ファットボーイ・スリムとハドーケン!の新旧“ダンス×ロック”選択とか。
そんなこともあって最近は、サマソニで見られなかったものをわりとよく聞いている。
- 最近自分が書いたもの
- サマソニのステージ・レポ(TRIVIUM〜マキシマム ザ ホルモン/SEX PISTOLS/THE TELEPHONES 〜MEG〜THE SHOES〜THE TEENAGERS〜CRYSTAL CASTLES/BOOM BOOM SATELLITES〜JUSTICE〜DEVO/ FATBOY SLIM) → 「BUZZ」
- スピッツ、ACIDMAN、鬼束ちひろのステージ・レポ → 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008」