月末までに読み終えねばならぬ紙袋に入った印刷物の束を少しずつ消化し、自分の作った表でチェックしている。そっちはまだ前進している実感があるが、並行して書いている別件のお仕事がどうにも加速せず、今日はもう呑んで寝ちまおうと決意する。寝ればいいアイデアが浮かぶさ、と根拠のない信心をしながら。よくあることである。
で、さっき、夜の暗いなか、行きつけのコンビニまで歩いていったら、改装中でしまってやがる。そういえば、前から告知されていたのに、すっかり忘れていた。歩いて２分の場所にあるそのコンビニは、呑みたい気になれば冬でも平気でパジャマのまま買いに行く場所であって、自分の冷蔵庫の感覚なわけだ。しかたなく、反対方向にある歩いて3分のもう一つのコンビニにまで足を伸ばす。しかし、歩いて2分はまだ“我が家の台所”感覚だが、3分だともうすっかり“よそのお店”な感覚なのだ。たった1分だけれど、この違いはでっかい。しかも今夜は、結果的に無駄に迂回したので、行き着くまで計5分もかかったじゃないか。たかがコンビニのくせに5分も時間をとらせやがってと、理不尽な苛立ちを覚える。
浦安はコンビニが多く、一時期などはローソンの前に立つとミニストップとセブン−イレブンが見えるばかりでなく、もう一軒の“ローソン”まで見えるという無茶苦茶な風景すらあった。いったいどんな出店戦略しとるんじゃ、かぶってるじゃないか、事前に調整しなかったのかとあきれていたら案の定、そのうちローソン1店舗は撤退したのであった。
そうした環境にあるせいか、コンビニは歩いて2分の範囲にあるのが当たり前と感じる体質になっていたらしい。改装は29日には終るそうだが、この3、4日に想像される不便は、たばこの禁煙に近いかも。徒歩2分を3分に伸ばされるだけで禁断症状と感じてしまう自分が、ちょっと恐い。
- 今夜の献立
- 白菜と豚の酒蒸し（中華だし、しょうが、ポン酢）
- 切干大根
- 大根の浅漬け
- 白米1：玄米1＋赤米少々のご飯
