http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka/kanmon_05.html
特別審査員に筒井康隆と村上隆とは……。
筒井の起用は、“評論家の梁山泊”という彼の小説『俗物図鑑』のシチュエーションがゼロアカ道場と近しいためか、それとも落選者は『大いなる助走』の主人公をなぞれ! というサブリミナル効果狙いなのか(ダメですよ、なぞっちゃ)。
一方、村上の起用は、ザクティ革命〜ニコニコ動画活用の道場生に関し、現代美術家の観点からパフォーマンス・アートとしての可能性を判定させたいのか(まさか、んなわけが)、それとも『芸術起業論』の著者を招くことで“批評起業論”を考える空気を醸成したいのか。
(なるほど、村上もかかわっていた『誰でもピカソ』のアートバトルの基本コンセプトと、『俗物図鑑』の“一億総評論家”時代からゼロアカ道場まで背景にず〜っと続いてる“誰でも批評家”問題には、通じるところがある)
(関連雑記http://d.hatena.ne.jp/ending/20060426#p2)
- 最近自分が書いたもの
- 「ベテラン・バンドの10年目プレイバック ポルノの幸福なThe 10th anniversaryは奇跡?」/『雲をも掴む民』ディスクレビュー → 『音楽誌が書かないJポップ批評 58 ポルノグラフィティ「10年目のジンクス」』asin:4796668837
今日届いたけど↑のムックには、筑井真奈も書いてるのね。