ENDING ENDLESS 雑記帖

文芸・音楽系文筆業=円堂都司昭のブログ

2008-01-01から1年間の記事一覧

城と神輿

地元のケーブルTVでは最近、先頃行われた浦安三社祭の特集映像がリピート放送されている。 そこで見かけたのが、子どもがかつぐために作られたシンデレラ城の形の神輿。これは肉眼で確認して、自分でも写しておきたかったなー。 前回の祭りでは、ミッキー…

探偵小説研究会『ニアミステリのすすめ』

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最近自分が書いたもの 「カカシによる監視」(伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』×三津田信三『厭魅の如き憑くもの』の比較論考) → 探偵小説研究会編著『ニアミステリのすすめ 新世紀の多角的読書ナビゲーション』(原書房)

祭りのあと

法事も祭りも過ぎて、日常が戻ってきた。 本日、現時点までで短文5本を書いて入稿。月末までに締切がある原稿(音楽関連、書評、業界誌の記事)は、長短あわせてあと12本。そのほか、小説の新人賞の下読みで読まねばならない応募原稿が段ボールで2箱ちょっ…

浦安三社祭 2日目

ようつべにいろいろ動画がアップされていた。 神輿を地面すれすれまで下げて、回る(地すり)。その後、今度は上にかかげて、回る。「ヨイヨイヨイ」のかけ声で、神輿を放りあげてキャッチする。 このダイジェストは力作ですな。

浦安三社祭 1日目

鳥居の前に、ビーチパラソルや屋台 この画面ではよくわからんだろうが、屋台が並んだ後ろに建っているのは葬儀屋 夜、眠りにつく屋台 封印を解かれたネズミーマウス この祭りでは、どさくさまぎれに地元の名士・ネズミーマウスがしばしば登場させられる。 安…

浦安三社祭 宵宮

東北で法事をようやく終えて帰ってきたら、地元ではこの騒ぎさ。 トリプル・パーカッション はしゃぐマネキン 最近自分が書いたもの 「MYSTERYランダムウォーク」第2回 ロボット(ポー「メルツェルのチェスプレイヤー」、チェスタトン「見えない男」…

祭りの準備(6)

神社に特設ステージ出現。 弁財天も祭りの準備。

『本格ミステリ08』が出ますよ。

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本格ミステリ08 二〇〇八年本格短編ベスト・セレクション (講談社ノベルス ホ A-08)作者: 本格ミステリ作家クラブ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/06メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (16件) を見る 最近自分が書いたもの 本格…

祭りの準備(5)

提灯でライトアップされたフラワー通り。 この通りにある浦安フラワー商店街は、80年代には「天才・たけしの元気が出るテレビ」でネタにされていた。同番組は、商店街のためにCMを作ったのだった。 最近自分が書いたもの 「BOOK おんざろっく 第4回 失…

角田光代と「詰め込みすぎ」

(小説系雑誌つまみ食い 35――「小説宝石」6月号/「クロワッサン」6/10号) 「小説宝石」最新号では、第2回小説宝石新人賞が発表されており(受賞作は中島要「素見(ひやかし)」)、選考委員の奥田英朗と角田光代による最終選考対談が掲載されている。そこ…

前田塁『小説の設計図』

25日に青山ブックセンターで、『文学賞メッタ斬り!2008年版 たいへんよくできました編』asin:4891947748刊行記念 大森望・豊崎由美×市川真人(+前田塁) トークショウ「メッタ斬り!をメッタ斬り?」を見てきた。 前田塁『小説の設計図(メカニクス)』…

祭りの準備(4)

その後の清瀧神社。 祭りにむけて、鳥居周辺がショウアップされた。 それに比べると、三社のうちのもう一社、豊受神社の準備はまだスローペース。

今さらだが「ニッポンの小説はどこへ行くのか」

(小説系雑誌つまみ食い 34――「文學界」4月号) なにを今さらだが、図書館で見かけたので「文學界」4月号を借りてきた。例の11人大座談会「ニッポンの小説はどこへ行くのか」(岡田利規、川上未映子、車谷長吉、島田雅彦、諏訪哲史、田中弥生、筒井康隆、中…

ロスジェネ畑でつかまえて

↑早速、使わせてもらったよ↓。 http://d.hatena.ne.jp/pha/20080519/1211198647 ありがとう、「ホッテントリメーカー」! いろいろと楽しませてくれるなー。 祝「ロスジェネ」創刊 http://d.hatena.ne.jp/nobuakiohsawa/

祭りの準備(3)

続々と神輿の居場所を設営中…… 清瀧神社 フラワー通り入口 21日夜の献立 中華風炒め(サラダ油。むき海老、青梗菜、えのき。しょうが、にんにく、オイスターソース、こしょう、片栗粉) レタス、ごぼう、スプラウト、ミニトマトのサラダ(味噌、練りゴマペー…

最近のNINE INCH NAILS

ナイン・インチ・ネイルズの新作《THE SLIP》は、公式サイトでの完全無料ダウンロード配信が話題になっている。 http://theslip.nin.com/ ただ、アルバム自体は、トレント・レズナーのこれまでのキャリアの延長線上に存在しており、素直に彼のロック…

祭りの準備(2)

やがて、↑の奥の小屋には神輿が安置され、右の木の枠には祭りの寄付者の名札がたくさんはめ込まれることになる。現在、町のあちこちに同様のスペース(神酒所)が設けられつつある。 で、来月になると、それらのスペースから一斉に神輿が繰り出されるわけだ…

第8回本格ミステリ大賞

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本日の公開開票式で、今年度の本格ミステリ大賞が決定した。 小説部門――有栖川有栖『女王国の城』 評論・研究部門――小森健太朗『探偵小説の論理学』

祭りの準備(1)と近況

浦安三社祭に向けて、普通の住宅街にも提灯がぶら下がり始めたよ。 4月26日には「エクス・ポナイト」に出かけた。 http://expoexpo.exblog.jp/7675099/5月3日は「米光一成の文章力トレーニング講座」を見学。 http://college.i-printnet.jp/html/200804…

来月は浦安三社祭

夏季オリンピックと同じく4年ごとに催される浦安の三社祭。まだ1ヵ月以上も先の行事だというのに、もう準備が始まっている。町内では、すでに提灯も見かけるようになったし。 また、浮かれる季節がやってきたなぁ。 (浦安三社祭についてはこちらで説明さ…

「トラカレ!」から

「トラカレ!」の『「謎」の解像度』告知を見ていらっしゃったみなさん、こんにちは。 当雑記帖は、ゴールデンウィーク中は思考を停止しております。なので、とりあえず、こちらをご覧下さい。 http://d.hatena.ne.jp/ending/20080422#p1 http://d.hatena.ne…

ゴールデンウィーク突入に伴い……

……思考停止。

『解像度(レゾリューション)』をめぐって

今回、自分は『「謎」の解像度』という評論集を出したわけだが、この書名のうち『解像度(レゾリューション)』という言葉は、小寺信良×津田大介『CONTENT’S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ』の議論を意識したものであ…

『「謎」の解像度』

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円堂都司昭 評論集『「謎」の解像度(レゾリューション) ウェブ時代の本格ミステリ』−−見出し一覧 (略称:なぞレゾ) *スペースや制作進行の都合上、本の目次に細かい見出しまで載せられなかったので、ここに紹介しておきます。 はじめに プロローグ 基本…

Perfume《GAME》

もともと、アイドルに関しては一般的に、大人によって“作り込まれている”、“操られている”というイメージがある。だからこそ、それを逆手にとってアイドル・サイドからロボット的、人形的イメージを持ち出すのも、一種の伝統になってきた(遡れば、榊原郁恵…

スタンリー・ドンウッド個展

(小説系雑誌つまみ食い 33――「本が好き!」5月号) 銀座の東京画廊+BTAPで催されているスタンリー・ドンウッド個展「I LOVE THE MODERN WORLD」を、昨日、覗いてきた。 http://www.tokyo-gallery.com/index_j.html レディオヘッド…

「ダ・ヴィンチ」+「SIGHT」=「文藝」?

(小説系雑誌つまみ食い 32――「文藝」夏号) 文藝 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/04/07メディア: 雑誌 クリック: 24回この商品を含むブログ (37件) を見る http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977133 表紙が一青窈で…

「ゼロ年代の言論」とネットイナゴ

YC

(「ローレゾリューション論(仮)」のための覚書 7)(“評論”レヴュー/“レヴュー”評論 4) 「論座」5月号 特集「ゼロ年代の言論」には、ネット的な言葉の流れ&速さ(例えば、短期間で大量の言葉が同期してしまうこと)に批評の言葉をどのように対置する…

FRIPP & ENO,KING CRIMSON

BEYOND EVEN(1992-2006)アーティスト: フリップ&イーノ出版社/メーカー: WHDエンタテインメント発売日: 2008/03/26メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る 昨年、内容は同じなのに曲の切れ目なし盤と通常盤を抱き合わせ、2枚組で発売された作品。そ…

“ミステリー”殺人事件

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(小説系雑誌つまみ食い 31――「ダ・ヴィンチ」5月号) 「ダ・ヴィンチ」には以前、「ミステリー ダ・ヴィンチ」というコーナーがあった。同コーナーの記事を集めて、『ミステリー迷宮道案内』asin:4840107386という本が出たこともあった。 しかし、昨年5月…